このコロナ禍で飲食店はデリバリー・テイクアウトに注力している。すかいらーくグループ傘下の焼肉チェーン「じゅうじゅうカルビ」も2021年4月1日よりテイクアウトメニューをリニューアルし、弁当だけでなくハンバーガーの販売も開始している。焼肉屋のハンバーガーだって? それは美味そうだ、ぜひ食べてみたい。

公式ページに載っている「じゅうカルバーガー」のポスターには、「焼肉店の本気(ガチ)バーガー。」と強気の文句が記載されているじゃないか。どれどれ? 本当に本気なのか? 実際に購入して、その本気度をたしかめさせて頂くとしようじゃないか……。

・本気はガチ?

ハンバーガーの話をする前に、昭和のオッサン(佐藤)に一言いわせて欲しい。昭和の時代は「本気」と書いたら「マジ」と読んでいた。これは、1980~90年代に流行ったヤンキー漫画の影響である。今は同じ字を書いて「ガチ」と読むのか。時代は変わったな……。


・丼にハンバーガー

さて本題に入ろう。じゅうじゅうカルビはすかいらーく傘下の「株式会社トマトアンドアソシエイツ」が運営を行っている。同社も新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けており、この1年の間にいくつかのお店が閉店してしまった。以前は最寄が東京・練馬春日町店だったが閉店してしまったため、今回は大田区雑色店へと足を運んだ。


お店に行きテイクアウトでじゅうカルバーガーのビッグサイズを注文。通常税込1000円だが、現在持ち帰りの割引キャンペーンを実施しており、20パーセント引きで税込800円だった。

持ち帰り容器はプラスチックの丼! 丼にハンバーガーを入れるとはかなり斬新だ。しかし容器に入っているおかげで、ハンバーガーが持ち帰る途中で潰れずに済んだ。こういうささやかな工夫はうれしいね!


・肉! 肉! 肉!

実物を見てみよう。どれだけガチなのか?


ほほう! これはなかなかのガチぶりだ。バンズはバーガーキングのワッパーサイズくらいあるだろうか。バンズがデカ目であるにも関わらず、そのバンズから肉がはみ出しているじゃないか。


器に取り出すと、肉のはみ出し具合がさらによくわかる。触手をのたうち回らせる「モルボル」(RPG「ファイナルファンタジー」のモンスター)みたいだな。


上のバンズをめくってみると、凄まじい肉の量に圧倒される。この下にサニーレタスとトマトがいるらしいのだが、その断片さえ見ることはできない。肉しか見えないじゃないか。


このままかぶり付くと、肉を手づかみで食うみたいになってしまうので、再びペーパーに戻して食べるとしよう。肉はタレをしっかりまとった熟成牛カルビだ。1枚1枚の肉がデカいので、食い甲斐は十分にある。


「ハンバーガーを食う」というよりも「肉を食らう!」という表現の方がふさわしいかもしれない。大口を開けてかぶり付くと、口に入ってくるのは肉ばっかりだ。バンズの存在は肉のなかに埋もれてしまっている。とにかく最初から最後まで、肉! 肉! 肉! で攻め立ててくるようなハンバーガーだった。それが割引で800円! 価格もクオリティも文句なしだ、じゅうじゅうカルビはガチだった!

ということで、じゅうカルバーガーを試してみるなら、キャンペーン期間の5月31日までがお得だぞ。なお一部の店舗でキャンペーンを実施していないので、あらかじめ店舗に確認することをオススメする。


・今回訪問した店舗の情報

店名 じゅうじゅうカルビ 雑色店
住所  東京都大田区東六郷2-19-10
時間  11:00~20:00(最終入店19時 L.O.19時半、短縮営業中)

参照リンク:じゅうじゅうカルビPRTIMES
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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