薄皮からあふれ出すクリームの洪水。シュークリーム、それは奇跡! シュークリーム、それは……愛!! 大人になるにつれ、味覚は変わるけれど、子供から大人まで全てに愛されるシュークリームは洋菓子界一の愛されキャラと言えるだろう。本日はそんなあいつの記念日「シュークリームの日」だ。
洋菓子メーカー『モンテール』が制定したこの記念日は毎月19日にやって来る。一体どれだけ愛されれば気が済むのか……! だが、私(中澤)も好きだァァァアアア!! そこで記念日にかこつけてシュークリームを食べまくった!
・優柔不断なので全部買った
本作戦を実行しようと思ったのは、家の近所のスーパーヤマザキに寄った時である。何気なくスイーツコーナーを覗くと、シュークリームが無性に食べたくなったのだ。
どれにしようか? 「大きなツインシュー」がコスパ良さげだが、「レアチーズパイシュー」も気になる。「北海道牛乳のカスタード&ホイップシュー」は大きなツインシューとどう違うんだろうか? っていうか……
種類多くね?
その店にはヤマザキの1袋1個タイプのシュークリームが5種類置かれていたのだが、レストランでギリギリまでメニューを迷ってしまう私にとっては選べない多さである。そこで全部買った。
・全部食べてみた
1度全部味わって、それぞれの特徴を掴めば、もう迷うことはないはず。自身の状態に合わせて常にベストなシュークリーム選びができるはずだ。というわけで、食べ比べて私が感じた特徴を以下に記載したい。
【食べ比べたシュークリーム】
大きなツインシュー(税抜き89円)
レアチーズパイシュー(税抜き120円)
もっちMilkシュー(税抜き115円)
北海道牛乳のカスタード&ホイップシュー(税抜き110円)
ビスケシュー濃厚卵クリーム(税抜き128円)
・大きなツインシュー
ホイップクリームとカスタードクリームのツインシューだけど、ホイップクリームの味強め。まあ、平均点かと。コンビニやスーパーで売ってそうなシュークリーム以上でも以下でもない。でも、89円は安いと思う。
・レアチーズパイシュー
激ウマ。皮がカリッとしていて香ばしい上、中にはレアチーズホイップとチーズクリームがぎっしり詰まっていて、高級感がある。チーズケーキが好きな人はこれ一択だけど、前述の通り皮が香ばしいためか、味にシュークリームっぽさも残しているのが非常に良い。
・もっちMilkシュー
その名の通り、皮がもちもち。パンと皮の間みたいな白い生地になんかヤマザキっぽさを感じる。中の生クリームは濃厚なので生クリーム好きにオススメ。
・北海道牛乳のカスタード&ホイップシュー
大きなツインシューとかぶっているかと思いきや、クリームが隙間なく盛り盛り。カスタードの味が強めなのでキャラの住み分けもできている。「プレミアムスイーツ」と名乗っている割に、価格は110円と2番目に安いことも魅力。
・ビスケシュー濃厚卵クリーム
皮がビスケット地であるその名も『ビスケシュー』。サクサクの食感から、ヤマザキの意欲を感じる。中はカスタードだが、どちらかと言うと上にかかっているチョコレートの方が主張が強い。ビターな風味にカスタードの甘みがとても洋菓子チック。勝手なイメージだが、ドイツっぽいと思った。
──以上。個人的には「レアチーズパイシュー」が最強すぎた。固めなクリームが口の中でしっとり溶ける感じがたまらない。これが120円は安いと思う。優柔不断な私も今後はこれ一択になりそうだ。
・個性豊かなヤマザキのシュークリーム
とは言え、思った以上にそれぞれに個性分けされていたことも事実。なんとなくシュークリームを食べたい時は「大きなツインシュー」の安さは魅力だし、カスタードを味わいたい時は「北海道牛乳のカスタード&ホイップシュー」も良い。
「もっちMilkシュー」は生地との兼ね合いで生クリームを活かしているし、「ビスケシュー濃厚卵クリーム」の味は高級感がありオシャレ。ヤマザキのシュークリームで迷った際は参考にしていただけると幸いである。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.