肉を食いたくなったのでスシローに行った。何を言っているか分からないかもしれないが、私(中澤)も何をしているのか分からない。しかしながら、この文章は矛盾しないのである。なぜなら、2021年4月21日から5月9日までスシローでは「肉祭」が開催されているから。

てりやきハンバーグ、桜肉、さらには伝説の爆盛り寿司「ローストビーフマウンテン」などが登場している本キャンペーン。「追い肉」まで可能でまさに肉の祭りだ。祭りなら存分に踊らせてもらおうか。というわけで、ローストビーフマウンテンに追い肉ダブルしてみたぞ!

・追い肉とは

理論上無限に肉を増やすことができるスシローの追い肉システム。その実態は、税抜150円(都市型店舗は170円)で肉だけが乗った皿を注文できるというもの。ちなみに、タッチパネルでは追い肉ダブルまでがラインナップされており、価格は300円(都市型店舗は320円)となっている。

分かっている分かっているとも。ただでさえデカイローストビーフマウンテンに追い肉したらひと口で食べられないことくらい。この追い肉皿は、通常だとローストビーフまぜそばに適用するものと思われるが……私は見たいのだ。伝説を超える爆盛り寿司を。

・すでに山

まずレーンに届いたのは、ローストビーフマウンテン。相変わらずのデカさだ。というか、なんかデカくなっているような気さえする。すでに、シャリもたまねぎすらも埋もれるほどの肉の山!


ひょっとして、追い肉ダブルを同時注文したから、店員さんが気をきかせて同じ皿に乗せてくれたんだろうか? と思いきや、ちゃんと追い肉ダブルも届いた

・さらなる高みへ

ならば私も逃げだすわけにはいかないだろう。そこに山があるからこそ挑戦しなければならない。共に行こう! さらなら高みへ!! ローストビーフよ、積みあがれェェェエエエ!


その結果……


ドォォォォオオオオオォォォオオオンッ

・魂の激ウマ

天を衝く姿はまさに、神へのチャレンジそのものである。ローストビーフマウンテンを超えるローストビーフエベレスト、ここに爆誕。これが山頂の景色。っていうか……


肉の山すぎてシャリが遭難しているゥゥゥウウウ! ただちにシャリを救出せよォォォーーーーー!

ニュージーランドの登山家エドモンド・ヒラリーは言った。「征服すべきは山の頂上ではなく、自分自身だ」と。登山とは己の魂と向き合う闘いに等しい。ローストビーフエベレストを食べてみると、ローストビーフマウンテンと味は同じだったが、その魂は激ウマと言える


登山家たちは、これを求めて山に登るのかもしれない。男たちのロマンを感じることができるローストビーフエベレスト。思い出よりも憧れが好きな人はぜひ試してみてくれ。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.