最強ビジネスホテルと呼ばれる『ドーミーイン』。手頃な宿泊費はもちろん、豪華な朝食ビュッフェも特徴の1つである。

だが、「まん延防止等重点措置」が適用されるとかなんとかのこのご時世にバイキングってアリなんだろうか? そこで兵庫県姫路に行った際、ドーミーインに朝食付き6800円で泊まってみたところ、むしろ朝食は人気を博していた。なぜ?

・防御力

2階にあるレストラン『HATAGO』で、6時30分から9時30分まで食べられるドーミーイン姫路の朝食ビュッフェ。私が行ったのは8時頃だったが、宿泊者はもちろん、朝食だけ食べに来たらしき人も見受けられる。

ちなみにこの日は、大阪府と兵庫県に「まん延防止等重点措置」が適用されることが発表された翌日。対象地域から姫路は遠いため、みんなあまり気にしていないのだろうか? そう思いつつ、バイキングのカウンターを覗いたところ……


がっつりガードされている

おかずは1人用の小鉢に細かく分けられ、その小鉢1つ1つにプラスチックの蓋がついている。そして、ご飯物、汁物もセルフではなく、手袋にマスクを装着した店員さんがよそいでくれる形。パンも1つ1つがビニールで包まれている。

・ウマイ

ここまでくると、私が普段利用する定食チェーンよりも防御力は上だ。「バイキングは大皿から取るのがだいご味」と考える人にとってはバイキング感がないかもしれないが、ちゃんと食べ放題であることは事実。

それでいて、ドーミーインの朝食の良さも失っていない。穴子飯、姫路おでん、にゅうめんなど、地域グルメがばっちり反映されているのだ。安心して言える「穴子飯がウマイ」と

・対策の意志が安心感に繋がる

もちろん、カウンターにはアクリル板がついているし、席もゆったりと配置されている。これに代表されるように、レストラン以外の対策もしっかりしている印象。

コロナ対策に完璧はないと思うため、突っ込もうと思えばいくらでも突っ込めるかもしれない。だが、今は、ホテルの魅力を保ちつつ、できる限りの対策を感じさせてくれたドーミーインに安心した。

同じ日に普通に宿泊者がいたことでも分かるように、不急不要ではない遠出などの場合ビジネスホテルは強い味方だ。朝食ビュッフェで知られるドーミーインがどうなっているのか気になっていたが、その安心感はさすが最強ビジネスホテルである。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼初めて食べた姫路おでんは生姜と醤油が強い味

▼穴子飯は穴子にボリュームがありウマイ

▼牛すじカレーやにゅうめんも