週の始まり、月曜日からいきなりブチギレである。少年ジャンプで連載中の漫画『呪術廻戦』に乙骨憂太(おっこつゆうた)という人気キャラクターがいるのだが、今日はアイツにどうしても言いたいことがあるのだ。乙骨、お前ちょっとこっち来い。

ただし、この記事はネタバレ注意となっている。『呪術廻戦』の単行本0巻から本日発売の少年ジャンプ16号まで読んでいることを前提に書いているので、未読の人は今すぐ引き返すか、ブックマークしておいて後から読んでほしい。よし乙骨、来たか? まだ来てないのか? はよ来いや!

・ネタバレ注意

『呪術廻戦』本編の前日譚にあたる0巻の主人公、乙骨憂太。念のため繰り返すが、ここから先はこの乙骨について、0巻から少年ジャンプ最新16号まで読んでいることを前提に書いているため、ネタバレを避けたい人は注意していただきたい。














・ネタバレあり

さて、冒頭で「ちょっと来い」なんて書いておいてなんだが、実は『呪術廻戦』0巻を読んでからというもの、私(あひるねこ)は乙骨の大ファンである。本編に「乙骨」という文字が書いてあるだけで “うれション” するくらいには、海外にいるとされる乙骨が戻ってくる日を待ち焦がれていた。

ところが先日、待望の再登場を果たした乙骨さんは、皆さんご存じの通りゴリゴリの悪役キャラになっていたのだ。え、あなたそんな顔でしたっけ? 死んだような目といい完全に闇落ちしてますやん。現主人公・虎杖(いたどり)のこと殺すとか言ってるし。

・こう来るか……

私はてっきり五条封印後の絶望的な状況の中、乙骨が救世主のように駆け付けて無双するのだとばかり思っていたため、ここ数週間の展開はかなり予想外というか、ぶっちゃけ「コレジャナイ」と思わないこともなかった。

え、みんなはどうなん? 数年待ち続けた乙骨の再登場が、こういう感じになってることについてみんなはどう思ってるん? 前作の主人公が現主人公たちの敵サイドに回る……たしかに熱いといえば熱いけど、なんかモヤモヤしてるのは俺だけか!? 俺だけなのか!?


……という内容の記事を書こうと思い立ち、私は今日の朝から、生後半年の子供の世話の傍ら、頭の中でずーーーっと、文章の構成を考えていました。で、念のため、最新話も読んでおいた方がいいだろうと、ついさっき、コンビニで今週のジャンプを買ってきたのです。

ええ、驚きました。驚きましたとも。先週のジャンプでは虎杖をボコってゴミ袋のように引きずっていた乙骨さんの口から飛び出した、まさかまさかの……


「あれ演技でした~ゴメンてへぺろ」


的発言……!


・嘘やろお前

いや待てコラァァァァァアアアアア! こっちは敵になった前提でプラン組み終わってんだよ!! 急に手のひら返してんじゃねェェェェェエエエエ! いや、ファンの間では敵になったフリをしている説もたしかにあった。あったけど……もうちょい後半だと思うやん……!

その後、虎杖にこれまでのネタばらしをしていく我らが乙骨パイセン。完全に闇落ちしていた目には無事ハイライトが戻っている。アカン、これでさっきまで考えていた記事の構想まるっとフッ飛んだ。よりによって今日、味方サイドに戻るとは……乙骨このガキャ。

・でも嬉しい

しかし同時に、私はホッとしていた。あの乙骨がついに戻ってきたのだ。この時をどれだけ待ったことか。まあ最後の見開きページでの『HUNTER×HUNTER』みたいな展開にすべて持っていかれたような気もするが、とにかく今は乙骨パイセンの活躍を早く拝みたい気持ちでいっぱいである。

参考リンク:週刊少年ジャンプ
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.