ジビエを使った料理は、あるところにしかない。それを求めて店を探さない限り、食べることはほぼないと言っても過言ではないだろう。とは言え、私(中澤)はロケットニュース24の記者ゆえに、鹿、イノシシ、熊などメジャーなジビエは制覇している

特に、鹿は、しょうが焼きや缶詰など、肉の味を覚えるくらいには何回か食べているわけだが、この度ロッテリアから全国117店舗限定で新発売となったハンバーガーがまさしく鹿。そこで鹿肉を食べなれた私が食べてみて正直に思ったことを書くぞ。

・鹿肉バーガー

ハンバーガーの名前は「鹿肉バーガー」とそのまんまだ。単品価格が税抜き720円と他のハンバーガーより高めだが、ジビエと考えるとこんなもんだろう。むしろ、1000円以下でジビエ肉が食べられるのは、相場からするとかなり安めかと思う。北海道でエゾシカの山賊鍋食べた時は2人前で3300円だったし。

さて置き、鹿肉バーガーと言うからにはハンバーグが鹿肉なわけだが、ハンバーグだけではなく、ソースにも鹿肉が使用されているようだ。ミートソースは、エゾ鹿肉2割とガラムマサラなどのスパイスを配合して作られているという。この辺はまさに鹿肉バーガーだ。

・味

食べてみたところ、まず感じたのはカレーの風味。ハンバーグにナツメグが入っていて、ソースにはガラムマサラなどが入っているため、全体的にかなりインドカレーっぽい味。さらに、高反発系のパンの香ばしさがそんなソースの味にマッチしている。

ハンバーグの味は臭みがなく柔らかい。鹿肉は一般的に匂いがキツく筋張っているイメージがあるが、それは「鹿それ自体がもともと持つものではなく、ハンター(手順の悪さ)によって生み出されたもの」と以前食べた鹿肉缶詰に書かれていた。すなわち、この鹿肉は処理から輸送までちゃんとこだわっているのだろう。

・正直レビュー

ただ、これを普通のハンバーガーのつもりで食べると「物足りない」という声もあがるかもしれない。なぜなら、肉食った感が低いのだ

鹿の肉には牛ほど濃厚な肉の旨味はない。そのため、あっさりしていることが魅力ではあるのだが、ハンバーガーという調理に合っているのかは疑問だ。やはり、ハンバーガーなら強い肉の旨味が欲しくなるのが正直なところ。なまじ、パンの味がウマイだけに鹿肉ハンバーグの淡泊さだと負けているようにも感じる。

とは言え、繰り返すが、鹿肉としてはクサみもなく柔らかくて食べやすいことは強調しておきたい。というわけで、珍しいジビエハンバーガーとして味わってみるならアリだ。冒頭の通り、レアなジビエ肉。ロッテリアほどのチェーンで食べられるのはチャンスだぞ!

参考リンク:ロッテリア
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.