創刊号だけ安いでお馴染みデアゴスティーニ。2号目以降は値段が跳ね上がるでお馴染みデアゴスティーニ。これ最後まで継続できる人いるの? でお馴染みデアゴスティーニを、約2年間かけて本気で完成させるという魂のガチ企画を始めることになりました。あひるねこです。よろしくお願いします。
これから私が集めるのは、2021年1月5日に創刊号が発売された『週刊つくってあつめるスヌーピー&フレンズ』。『ピーナッツ』に登場するシーンをミニジオラマで再現するクラフトキットがセットになったマガジンシリーズだ。全100号と敵(?)はあまりに強大であるが、スヌーピーを愛する者の一人として覚悟を決めるしかあるまい……!
・初デアゴ
実はデアゴスティーニ初体験の私。特にハマる予定はなかったのだが、32のコミック名シーンをミニジオラマボックスで再現し、しかもそれらをスヌーピーの犬小屋型ディスプレイケースに収めて飾ることができると聞かされては黙っていられないだろう。
しかし……! 週刊で全100号ということは、完成するまでに約2年かかる計算である。冷静に考えるとデアゴスティーニってすげぇ商売してんな。でもやる! 私は断固やるぞ! てなワケで、さっそく創刊号(税込499円)を買ってきた。
・創刊号の中身
中に入っていたのは、チャーリー・ブラウンの自宅を再現した「リラックスタイム」という名のボックスパーツ。まずは我らがスーパースター犬、スヌーピーと……
ルーシーの弟、ライナス。
ソファーに……
奥壁。そして……
額縁の5点である。
マジかよ、毎号毎号こんな小さなパーツが送られてくるのかよ……! もし途中で紛失したらその時点でアウトではないか。あと2年あんだぞ、2年! ただ、組み立て自体は非常に簡単で、ソファーはパーツをはめ込み……
ドライバーでネジを締めるだけである。このドライバーも冊子に付いてきたものだ。ネジ山のサイズが合わなかったりすると地味にストレスなのでありがたい。
・期待が服らむ
ドールハウス作家の村上一昭さんがモデル監修・設計しただけあって、完成したソファーは(正確にはまだ完成ではないが)想像以上にクオリティーが高い。質感がすでに可愛らしいというか、『ピーナッツ』の世界のソファーってこんな感じだろうな、という雰囲気がフォルム全体から漂っているのだ。
ちなみにこのシーン、元になっているのはチャーリー・ブラウンに妹のサリーが聖書の続きを読んでと せがむコミックの一コマである(1997年3月2日)。てことは、次回はチャーリー・ブラウンとサリーのフィギュアが届くのかな? 完成するのが今から楽しみでならない。
額と絵は分かれた状態で入っており、シールをはがして貼り付ける。めちゃくちゃ小さいが、よく見ると絵は作者のシュルツが愛した画家アンドリュー・ワイエスの作品のオマージュになっていたりと、さすがの芸の細かさ。このあたりの解説も冊子に記載されているぞ。
で、それを今度は奥壁に取り付けるんだけど……この段階だとまだ何がなんだかよく分からんな。しばらくは他の額縁が揃うのを待つしかなさそうだ。
・初回はここまで
以上、創刊号で完成するのはここまでとなっている。2号の発売は来週1月19日。以降は値段も税込1599円と大幅にアップするが、列車はすでに走り出してしまったワケで、途中下車という選択肢は当然私にはない。ガチオブガチで100号すべてコンプリートするつもりだからよろしく。
・次回もお楽しみに
楽しいこともあるだろう。苦しいこともあるだろう。それでもやる! やり切りやり抜く!! 「完成させる自信はないけど、完成させる過程は見たい」という人は、ぜひこの連載をチェックしていただきたい。さあ、2年に及ぶ戦いの幕が切って落とされた。
参考リンク:デアゴスティーニ
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.