北海道はやりおる。これまで生きてきたなかで何度そう実感したか覚えていないが、またしても「食」で北海道に対してやりおるという感情が芽生えた。キッカケは持ち帰り専門店「北の匠」の餃子。もう結論から言おう。これはウマい!

もっとも気に入った点は何もつけなくても最高のパフォーマンスをすること。タレでちょっと味をゴマかして……なんて考えは一切なく、公式HPが「1つ1つ手作りで下味がついているのでタレなしでOK」と自信を持って言い切っていたのだ。

・美しい餃子

「北の匠」の餃子は、北海道の商品を取り扱う「北海道フーディスト」で購入した。20個(440g)入りで税込918円、1個あたりを計算するとおよそ46円だ。

袋を見ると「道内産豚肉と国産野菜をふんだんに使った具材を丁寧に包み込んだ餃子です」とのことだが、それにしても目を引いたのは……

餃子自体の美しさである。なんと言っても折り方がオシャレ。一口サイズで大きさもちょうどいい感じだし、見るからに皮が分厚くて食べ応えがありそうだ。こんなにキレイなのに1つ1つ手作りとは……と感動したところで作っていくとしよう。

なお、当編集部は袋裏面にある手順をスルーして餃子のプロ直伝「焼き餃子を美味しく作るコツ」で作った。マジのマジで上手に焼けるため、知らなかった人はぜひ参考にしてほしい。

しっかりと手順を踏んで作ること数分……


最高に美味しそうな餃子の出来上がり〜!!


・いざ実食

まずは何もつけずにそのままの味を感じてみるため一口でパクリと食らう。すると……ギョギョギョ!!

か、皮が耳たぶみたい分厚い! それでいて皮自体に味がついているから、そこらへんの餃子とは一味違う。餃子にもいろんなタイプがあるが、これは「皮 → 中 → 皮 → 中 → 皮」と違いを主張してきた。店名にもあるようにの技だ。

それに加えて程よい肉汁も最高で野菜の甘み、そしてニラの香りまでも感じるから評価はさらに上昇。餡は肉をしっかりと感じ、生姜の攻めっぷりは宇都宮の激ウマ餃子「正嗣(まさし)」を彷彿(ほうふつ)とさせるかのよう……パンチが効いているからもうタマランチ!!

・味変してもよし

それなのに軽くて食べやすかったから、止まらないやめられないで20個を2人でペロリ。酢で味変しながら食べてもウマかったので、これは1人で40個くらいイケるかも。ちなみに水餃子にしてもいいとのことだから今の寒い時期にも合いそうだ。

何もつけなくてもOK……裏を返せば自信の表れで素材のよさで勝負しているワケだが、食べて納得の味はさすが北海道。やはり北海道はやりおる。同店は通販もやっているため、北海道のやりおる感を味わたい人は試してみてはいかがだろう。

参考リンク:「北の匠」
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼原材料はこちら