社会に風穴が空いた。2020年を振り返った時に思い浮かべる人は多いだろう。世の中を激動させたアイツのことを。去年の今頃はここまでになるなんて思ってもみなかった。間違いなく歴史に刻まれる存在。新型コロナ? いいえ、煉獄さんです。
暗い話題が多い中、劇場版『鬼滅の刃』の大ヒットは確実に明るいニュースだったと思う。私(中澤)としても、2020年は『鬼滅の刃』にハマった年。出会ってくれてありがとう。そんな私の2020年私的ベスト、1本目はもちろん……
・鬼滅の映画に感動しすぎて美容室で「煉獄杏寿郎にしてください」と言ったらヤバイことになった
これしかなかろうな。実は、このネタを最初に思いついたのは劇場版の本来の公開日であった3月頃のことだったのだが、一般生活に支障をきたしそうな髪型だし、頭皮へのダメージえぐそうだし躊躇していた。
しかし、いざ10月に劇場版が公開されて見に行ってみると、煉獄さんがカッコ良すぎて小さいことを気にしている自分が嫌になった。私もあんな男になりたい。その一心で美容室に駆け込んだ。
結果、私も楽しかったし、美容師さんたちも楽しんで対応してくれて、関係者全員笑顔が絶えない企画に。SNSの反応も良く読者の皆さんや鬼滅ファンにも楽しんでもらえたようで毛根死しても悔いなしである。
・【としまえん最後の日レポ】公式キャラ「カルーセル」になってカルーセルエルドラドに別れを告げてきた / ハリーポッターが来ようとお前を忘れない
楽しかった記事と言えば、としまえんも思い出深い。ロケットニュース24の編集部メンバー6名で閉園するとしまえんに別れを告げに行った企画だが、実は私はこんなに大人数で遊園地に行くのは修学旅行以来であった。
そのため、ワクワクしすぎて前日の夜はほぼ眠れなかったことを覚えている。絶叫マシンはガチで苦手だが、またいつかみんなで遊園地に行きたい。
・【閲覧注意】2kg超の “豚の頭” で角煮を作ってみたら友ができた / あるいは「命を食べる」ということ
上野~御徒町には日本と思えないような食材店が多数ある。在日外国人が利用するスポットとなっているのだが、日本人にとっては盲点な場所であることが多い。え? あそこにそんな店あったの? という感じ。そのディープスポットの1つが『上野アメ横センタービル地下食品街』だ。
通路の狭い食品街には、見たことのないアジアの調味料や食材が所せましと置かれている。中でも個人的にインパクトが強かったのが豚の頭。まつ毛も目玉もそのままで丸ごと角煮にしてみたら命を感じた。食べるとはこういうことである。
・【最強激突】なんでも乾かす夏の日差し VS ぬれせんべい / 6時間に及ぶ勝負の末、衝撃の結果に!
記者になって5年が経つが、記事を書く上で個人的にいつも苦労しているのが出だしと結び。つまり、最初と最後で、特に私は最後が苦手だ。そのため、いつも結びの言葉には気を使うわけだが、今年私が最も気に入った結び方ができたのがこの記事。
ネタについても思いついた時点で大体結果は分かっていたが、そのことに6時間かけた自分を誇りたい。暑い……とても暑い夏だった。
・【突撃】小岩井ことりにインタビューするフリしてイングヴェイしてみた
のん、アンドリューW.K.、千眼美子、安達祐実と、これまで数々の大物と対峙してきたイングヴェイ。2020年はノータッチだった声優業界に進出した記念すべき年となったわけだが、相手はかねてよりファンの小岩井ことりさんだった。れんちょーーーーーん!
しかも、小岩井ことりさんはイングヴェイを知っていた!! というわけで、にゃんぱすイングヴェイしてみたらFIRE & ICEになったためご覧いただけたら幸いだ。
──2020年の私的ベストは以上である。記事のアクセス数で言うと、もっと伸びたものはあったが、書いていて楽しかった記事を中心に選出した。
こんな時だからこそ明るい話題を届けたい。2020年はそう思いながら書き続けた日々だった。今年1年、我々に付き合ってくれた読者の皆さんには改めて感謝を。来年もよろしくお願いいたします。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.