2020年12月22日の夜から23日の未明にかけて、こぐま座流星群が見ごろだ! 毎年恒例の、その年で最後の流星群。極大を迎えるのは22日の18時ごろと予想されている。
元よりそこまで活発ではない流星群なため、先日のふたご座流星群のようなハデさはない。しかしピーク時には条件次第で1時間で5から10個程度の流星を期待できるそうだぞ。
・こぐま座は沈まない
こぐま座は、北斗七星を小さくしたような形をした星座。最も明るい星は現在の北極星だ。名前はポラリス。ゆえに日本からは、一晩中見ることができる。こぐま座は沈まない。
そしてこぐま座のすぐそば(コカブの近く)にある放射点もまた一晩中沈まない。他の流星群では放射点が昇ってくるタイミングが観測のしやすさに影響を及ぼすこともあるが、今回そのあたりを気にしなくていいぞ。
・上弦の月
ただし今夜は上弦の月。観測のしやすさがピークを迎えるのは、月が沈む午前0時ごろ以降だろう。もちろん月があっても流星は流れるが、沈むまではなるべく月の無い方角を見るのがお勧め。
最後に全国の天気予報を見ていこう。ウェザーニュースによると、どうやら宮城県を除く根室から鹿児島までの太平洋側は大体晴れそうだ。ただし内陸部や日本海側は天気が崩れる場所も多そう。
もしお住まいの地域が晴れていたなら、とりあえず1時間ほど外に出て流れ星を探してみてはいかがだろう。日没後はかなり冷え込むと予想されるので、防寒対策は万全に。
参照元:米国流星学会(英語)、国立天文台、ウェザーニュース
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.
▼昨日の木星と土星の大接近は楽しめたかな? 昨夜ほどではないにしろ、今夜もかなり接近しているぞ! 昨日見逃した方は流星群の前にいかが。(19時前には沈んでしまうけど)