やあ、ポケモンGOトレーナーのみんな! リトルカップはどうだったかな? 再三お伝えした通り、お兄さんのような弱者こそリトルカップが最大のチャンスだったんだけど、諦めるのはまだ早い。2020年11月17日から始まる「カントーカップ」でも巻き返しは十分可能だ。

その名の通り、カントー地方のポケモンだけしか使用できず、CP制限1500以内の環境下では、使用されるポケモンがそれなりに限られてくるハズだ。今回はギュギュっと候補を絞り、カントーカップ用のオススメポケモンを8体ご紹介したい。

・1週間の開催

11月17日(火曜日)から11月23日(月曜日)まで、1週間にわたり開催されるカントーカップ。先週に引き続きランク10の報酬は「マスクド・ピカチュウ」で、今シーズンはマジのマジで大チャンス。リトルカップ中に惜しくもランク10に到達できなかった人たちは、カントーカップで勝負をかけて欲しい。

・アローラのすがたは使えない前提

さて、まず断っておくとアレやコレやと噂はあるが、この記事は「アローラ地方のポケモンは使えない前提」で執筆している。ネット上では「使える説」と「使えない説」が飛び交っているが、だってカントーカップですよ? 仮にアローラの姿のポケモンが使用できた場合、やや内容が違ってくることをご了承いただきたい。

で、大切なのはココからだ。実は純粋なカントー地方のポケモンには「はがねタイプ」や「あくタイプ」がいない。どちらもその後に追加された新しいタイプで、深読みするとカントー地方で強すぎたタイプを弱体化させる狙いがあったのではなかろうか? その強すぎたタイプこそが「ドラゴンタイプ」と「エスパータイプ」である。

つまり、カントーカップで中心になってくるのはこの2タイプ。このことを前提に、今回もトレーナーバトルの鬼に「カントーカップ用のオススメポケモン」を8種類選んでもらった。以下で解説とともにご覧いただきたい。


スリーパー(ねんりき / シャドーボール / 自由枠)

「ステータスもわざの多彩さも、スリーパーがカントーカップの中心になってきます。多くのポケモンはねんりきでゴリ押しできるうえ、わざが多彩なので相手もシールドを張らざるを得ません。おそらくほとんどのトレーナーがスリーパーを使ってくることでしょう。

スペシャルアタックは、ミラー(スリーパー同士)になったときのことを考えて “シャドーボール” が確定で、残り1枠が非常に悩ましいところです。ラプラスやジュゴンに刺さる “かみなりパンチ” にするか、それともカビゴン対策で “きあいだま” にするか? ともあれカントーカップの主役はスリーパーです」


ミュウ(シャドークロー / あくのはどう / 自由枠)

「ステータス的にはスリーパーに及ばないものの、ミュウもエスパータイプの優秀なポケモンです。何よりスリーパーと対面したときに勝てるのが大きいですね。シャドークローとあくのはどうがスリーパーに刺さりますので、スリーパーにとっては天敵と言っていいでしょう。

こちらもスペシャルアタックは “あくのはどう” までが確定で、もう1枠は何にすべきか迷うところです。流行りのニトロチャージはやや重く、ほのおタイプが刺さるポケモンがカントーカップではそう多くありません。あと、スリーパーには勝てますが、スリーパーよりはだいぶ打たれ弱いことも覚えておきましょう」


ハクリュー(りゅうのいぶき / アクアテール / りゅうのはどう)

「CP1500以内なら、カイリューよりハクリューが活躍します。基本的には “りゅうのいぶき” でゴリ押していくのがセオリーで、多くのポケモンに削り勝てます。ハクリューもかなり使われるポケモンになることでしょう」


レアコイル(でんきショック / ほうでん / マグネットボム)

「カントーカップの貴重な貴重な “はがね枠” がレアコイルです。弱点が3つしかなく12タイプに耐性がありますから、それだけでも優位に戦いを進められることでしょう。あまり出てこないとは思いますが、じめんタイプは2重弱点なので要注意です」


パラセクト(れんぞくぎり / シザークロス / クロスポイズン)

スリーパーに圧勝できるのがパラセクトです。“れんぞくぎり” と “シザークロス” の組み合わせはとにかく回転が早く非常に使い勝手がいいでしょう。また、勝てないまでもフェアリータイプに大ダメージを与えられるのも大きいですね。最近、やたらとパラスが湧いていたのはこのためかもしれません」


カビゴン(したでなめる / のしかかり / 自由枠)

「スリーパーとミュウ対策にはカビゴンも使えます。ゴーストわざの “したでなめる” が刺さりますし、防御力の高さを生かして多くのポケモンと優位に渡り合えます。おそらく天敵のかくとうタイプがあまり出てこないのも好材料ですね。

また、育成の難易度は高いんですが、ベロリンガはカビゴンの上位互換的なポケモンです。イベントで捕れた “のしかかり” を覚えているベロリンガをフル強化する必要があるものの、したでなめる、パワーウィップを覚えさせればみずタイプ対策になります。大量のほしのすながかかりますけどね……」


プクリン(あまえる / じゃれつく / れいとうビーム)

ピクシー(あまえる / ムーンフォース / コメットパンチ)

「強烈なノーマルアタック “あまえる” はカントーカップでも猛威を振るうでしょう。特にハクリューに関しては瞬殺です。耐久力こそ高くありませんが、多くのポケモンは “あまえる” でゴリ押しできます」


ご覧のようにカントーカップは「スリーパー」が軸になることが見込まれる。ここに上述したポケモンたちが加わり、その他だと「ジュゴン」「ラプラス」「カメックス」「マルマイン」あたりも登場頻度が高いハズだ。

さらに言うと、難易度はメチャメチャ高いが「アズマオウ」はエスパー・ドラゴン・フェアリータイプの弱点を突ける。3つのわざのうち2つがレガシーわざ(現在は普通に覚えられないわざ)なのでオススメはしないが、万が一「アズマオウ」と当たったら必ずシールドを張りたい。

正直に申し上げると「リトルカップ」と比較した場合、やや腕の差が表れやすいリーグではあるが、それでも普段のGOバトルリーグと比べれば、かなり勝ち目が多い戦いである。マスクド・ピカチュウゲットのため、全神経を集中してバトルに挑んで欲しい。

というわけで、今回は「カントーカップ」にオススメのポケモンをご紹介した。上述のポケモンたちでパーティを組めば手も足も出ない……なんてことにはならないハズ。よし、ずっと眠らせていたミニリュウとスリープを育てるぜ……! それではトレーナー諸君の健闘を祈る!!

参考リンク:ポケモンGO公式サイト
Report:P.K.サンジュン
Photo:c2017 Niantic, Inc. c2020 Pokemon. c1995-2020 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
ScreenShot:ポケモンGO (iOS)

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