高級チョコレートブランドとして名高い「GODIVA(ゴディバ)」がデニーズと初コラボして、期間限定で豪華絢爛なスペシャルスイーツを販売している。ゴディバの味をファミレス価格で味わえるとはなんとも嬉しい試みだ。

そこで私(あひるねこ)は、このコラボスイーツを2カ月になる娘の育児で疲れ果てた妻に食べさせてあげようと、家族3人でデニーズを訪れた。結果、お店のデザートの味に飢えていた妻はとても喜んでくれた……のだが。この後、彼女から予想外すぎる一言が飛び出すことになる。

・デニーズ × ゴディバ

デニーズは2020年11月10日より、ゴディバが監修したチョコレートデザートを期間限定で販売している。『GODIVA チョコレートサンデー(税込1208円)』『GODIVA チョコレートミニパルフェ(税込658円)』『GODIVA チョコレートパンケーキ(税込768円)』の3種類だ。



『チョコレートミニパルフェ』は『チョコレートサンデー』のミニ版という感じなので、パフェをガッツリ楽しみたいという方は、少々値は張るがサンデーを注文するといいだろう。そして驚くといい。器全体から漂う圧倒的なまでの気品に……!



・オーラが違う

やや子供っぽいイメージのチョコレートパフェも、ゴディバの手にかかれば魅惑的な大人のスイーツへと変貌を遂げる。上から下まで上質なチョコレートでキッチリ構成されており、そのトップにはキャラメリゼしたバナナとラズベリーの姿が。そう、すでに最高である。



さっそく食べ始めると、なめらかなミルクチョコレートクリームと香り高いカカオソルベでいきなりのクライマックスが到来した。やべぇ、初っ端からゴディバ張り切ってんなぁ。横に座っている妻はこの時点ですでに号泣しているが、ここで注目すべきは、一口ごとにコロコロと変わるその表情ではないか。



・重層的

先ほど上から下までチョコレートと書いたが、実はこのパフェ、食べ進めると濃厚なチョコレートの隙間から ぷるぷるしたカカオゼリーや、ザックザクのココアコーンが代わる代わる顔をのぞかせる作りになっている。そのため一時たりとも同じ食感にはならず、常に新鮮な驚きを食べ手にもたらしてくれるのだ。



当然かさ増しのコーンフレークなどは一切入っておらず、その代わりにココア味のクレープ生地を焼いて細かく砕いたようなものが使われていた(フィアンティーヌというらしい)。これにはミルクボーイも黙らざるを得ないだろう。

・妻の一言

全編を覆うゴディバチョコレートの重厚な味わいによって、通常のパフェをはるかに上回る満足感を得た妻と私。なんというか……めっちゃチョコ食ったな。しかし妻に感想を聞いたところ、日々の育児の疲れがバッチリ癒されたという理想的な回答と共に、ある衝撃的な一言が飛び出すことになった。


「でも今日一番おいしかったのは……


今食べたフライドポテトかな


・まさかの指名

な、何ィィィィィイイイイ!? フ・ラ・イ・ド・ポ・テ・トーーーーーー!? いやゴディバどこいったコラァァァァァアアアアア!

妻によると、あまりにもゴディバパフェの味わいが高級かつ濃厚だったため、育児疲れならぬチョコレート疲れを起こしてしまったのだという。何やそのくだらない疲れ! そのため、口直しに頼んだポテトがやたらおいしく感じられたんだそうだ。



ただ、妻の言うことも一理あると思ってしまった。なにせこのゴディバパフェ、完璧ゆえにあまりにも隙が無さすぎる。バニラアイスや生クリームの存在が恋しくなかったと言えば嘘になるだろう。なんならコーンフレークがちょっとくらい入っていた方が、落ち着いて食べられたかもしれない。ああ、我ら小市民……。

・期間限定

「私はもっと安いパフェで十分だよ」と語る妻。逆に言うと、デニーズのゴディバパフェは、生粋のゴディバファンを想定したファミレス離れした一品なのかもしれない。来年1月上旬までの販売となっているので(予定)、チョコレートガチ勢の方はぜひ一度お試しいただきたい。

参考リンク:デニーズ
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼こちらは『GODIVA チョコレートミニパルフェ』。