旋風を巻き起こしている劇場版『鬼滅の刃』 無限列車編。ニュースリリースによると、公開2週目の週末で累計興行収入が約107億円に達したという。そんな本作で、重要な役割を占めるのが煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)だ。男が惚れる男とはこのキャラのことである。
映画を見て感動しすぎた私(中澤)が「煉獄さんにしてください」と美容室に駆け込んだら、ちょっとハゲてる煉獄さんになったのは以前の記事でお伝えした通り。地毛なので、もちろん煉獄さんのまま生活しているわけだが……
せっかくなので、生活していて気づいたことを「あるある」という形でお届けしよう。おそらく公式も知らない。煉獄杏寿郎になった人しか分からない煉獄さんあるある5選が以下である。
・煉獄さんあるあるその1「セットが難しい」
煉獄さんと言えば、毛先にかけて金から赤に変わる髪のカラーが炎みたいでカッコイイ。しかし、完璧にセットしないと赤が散って汚れる。このセットが、プロにやってもらうならともかく自分でやるのはかなり難しかった。煉獄さんのブローとセットのテクはカリスマ美容師並の可能性が高い。
・煉獄さんあるあるその2「マスクがつけにくい」
現在はコロナ禍真っただ中。外出にマスクは必需品である。だが、歌舞伎並のもみあげを持つ煉獄さんの場合、もみあげが邪魔でマスクの紐が耳に引っかかりにくい。最初マスクをしようとした時、何回もスカして、サイドの髪をかき上げ片耳ずつかけないと不可能なことに気づいた。新型コロナは煉獄さんの天敵かもしれない。
・煉獄さんあるあるその3「マスクつけるとマイルドヤンキーになる」
上記のように、煉獄さんになった初日マスクをつけるのに苦労した私だが、やっとマスクがつけられたと思って鏡を見たら衝撃を受けた。
マイルドヤンキーやないか! ジャージでも着れば深夜のドンキにいそう。
・煉獄さんあるあるその4「チャーハンを作りがち」
とは言え、煉獄さんになると心が燃え上がることは間違いない。つまりは火を使いたくなる。しかし、家で火を使えるものと言えば料理くらいだ。そこでなるべく強い火を使うためにチャーハンを作りがち。
・煉獄さんあるあるその5「襟足が挟まれがち」
煉獄さんの長い襟足は魅力でもあるが、同時に弱点でもあると知った。リュックを背負ったり、車のシートに座ったりすると、襟足が背中と背後のものに挟まれるのである。そこで一度背中を浮かせて襟足をすくわないと気持ち悪い。無限列車の時もカットされていただけでそうやって座っているのかも。
──以上、なってみないと分からない煉獄さんあるあるをお伝えしたが、いかがだっただろうか。これらは公式の情報ではないが、限りなくリアルに近い情報と言える。
私自身、煉獄さんになってみて「意外と私生活で苦労しているかもしれない」という微妙に面倒くさいポイントが多かった。にもかかわらず、あのスタイルを続けている煉獄さんには1本の芯を感じずにはいられない。私もそんな男になりたいものだ。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼煉獄さんはこういう感じ