2020年10月14日、民間調査会社「ブランド総合研究所」が今年の都道府県魅力度ランキングを発表した。どうやら、このランキングで革命が起こってしまったようである。読売新聞によると、7年連続で最下位だった茨城県が過去最高の42位を記録したというのだ。
7年という長きに渡りチャンピオンであり続けた茨城の王座返上。代わりに王座に座ったのは栃木県である。これは神のイタズラか。ライバル関係と言われる両県だが、今回のランキングはその宿命を裏付けた形となったのである。そこで栃木県民に “茨城に勝っていると思う点” を聞いてみた!
・ブッチさんに聞いてみよう
話を伺ったのはブッチさんだ。iPhone行列に並んでいる際、テレビ取材を受け、そのパンチ力あるキャラから知る人ぞ知る存在となったブッチさん。彼は生まれも育ちも栃木の生粋の栃木県民である。記者は、栃木に住んでいるブッチさんに、ラインでコンタクトを試みた。以下がその一問一答である。
記者「栃木県の魅力を教えてください」
ブッチさん「特に何も無い」
記者「え!?」
ブッチさん「と思わせるところ。ハードルが低ければ、ちょっとの出来事が嬉しく感じるものさ」
記者「なるほど。栃木県では普通のことでも嬉しく感じられると。茨城県に負けてると思いますか?」
ブッチさん「負けてない」
記者「では勝ってると思う点は?」
ブッチさん「偏見かと思うけど、車の運転が丁寧。あと、海はないけどエーゲ海(※ラブホテル)があるところかな」
記者「確かに、茨城県はただの海しかないですもんね」
ブッチさん「ただ、本心を言うと、勝っても負けてもないと思う」
記者「と言うと?」
ブッチさん「俺は、他人の決めたランキングが最下位でも、自分のランキングが最高であれば良いと思う。きっと茨城県の人もそう思ってるだろう。なぜなら、栃木と茨城はライバルだからな。本当は誰も負けてないのさ。唯一敗者がいるとすれば他人の決めたランキングで人のことを下に見るヤツだ。dude」
記者「勉強になりました」
ブッチさん「お前も誰にも負けてないぜバディ」
──以上である。都道府県魅力度ランキングで最下位となってしまった栃木県民だが、その精神は誇り高いことが分かった。自分のランキングを大事にすること。これは魅力度ランキングだけの話ではない。今回も大切なことを学ばせてもらった。ありがとうございましたブッチさん!
参照元:読売新聞、栃木県の魅力がこちら
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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