時たま、なんとなく食べたくなる “スガキヤ” のラーメン。即席袋めんタイプも良いが、やはり店で食べる味は別格である。そんなスガキヤは2020年9月10日より、店の味をそのまま家で楽しめるテイクアウトサービスを開始。これは間違いなく朗報だ。

さっそく買いに行ったところ、味は言うまでもなくサービスについても大満足。ただひとつ、とっても悲しいというか寂しいというか「持ち帰りだし。そりゃあ仕方がないよね」ということがあった。そう……みなさんもお気付きだろう。スガキヤの象徴とも言える、アレがなかったのだ。

・ほぼ全店でテイクアウト実施

スガキヤのテイクアウトは、ほぼ全店にあたる287店で実施しているとのこと。なんてありがたいんだ! 商品は定番のラーメン(税込330円)と肉入ラーメン(430円)、五目ごはん(230円)の3種類。

価格は店内で食べる場合と同じとのこと。消費税の軽減税率の差額分は、容器代にあてているのだとか。この容器が良くできていて、そのままレンチンすることができるのだ。耐熱の皿に移すなど、ちょっとした手間を省くことができるだけで、とても助かる。

具材とスープで容器がわかれているので、家に帰ってから温めよう。麺が伸びる恐れもなく、安心してゆっくりと持ち帰ることができるという訳だ。いろいろ考えられているな。ありがたや~。

・割り箸で食べた

添付されている、温め方についての説明書きを見ながらレンジでチンする。トータル2分30秒しかかからず、あっという間だ。器も多少熱いが、手で持てるレベル。全体的に、とても便利だ。

ほかほかと湯気が上がるラーメンを、いざ実食……というところで、気が付く。「ラーメンフォークがないぞ!?」スガキヤと言えば、根元が丸くレンゲ代わりとして使用できるラーメンフォークがなきゃはじまらないじゃないか。

プラスチック製のラーメンフォークでも入ってはいやしないかと、微(かす)かな期待を胸に袋をのぞいてみたが、その姿はなし。割り箸を入れてくれていたので、そちらで食べることにした次第。

「そうかあ、ラーメンフォークはやはり店内だけか」とちょっぴりセンチメンタルになりつつも、ラーメンを口に入れると一気に回復だ。まさしく店の味で、大満足。ウマい! テイクアウトでここまでできるんだと、驚きを禁じ得ない。

記者が暮らす奈良では、スガキヤはフードコートに入っている店が多い。あの空間はあの空間で好きだが、ひっそりとじっくりと家で食べるのも、なかなかにオツである。こちらのテイクアウトも今後、積極的に活用していく所存だ。ラーメンフォークがないところが、ちょっぴり寂しいけどな(何回言うねん)

参考リンク:スガキヤ
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼あのスガキヤもテイクアウトはじめたよ

▼具とスープと別に入っている。レンチンしてあつあつを食べられる

▼美味しい~

▼いつかテイクアウトにラーメンフォークが付く時代が来れば良いなあ