エンナァジイイイィィィッッ! みんなエナってるか? 久しぶりだな。エナジードリンクをこよなく愛する男、エナジーマンだ!! さっそくだけど実は俺、ずいぶん前にエナジードリンクのサンプルをいただいたことをスッカリ忘れてたんだぜ。ずっと冷蔵庫の奥にしまったまんまだった。ゴメンな。
で、せっかくだから飲んでみようと取り出してみたんだけど、な~んか雰囲気がいつものエナドリと違うんで調べてみたところ、なんとこれ、エナジードリンクの原液らしい。エナナッ!? マ、マジかよ……エナドリの原液って、一体どんな味がするんだ?
・エナドリの原液
いつだったかちょっと覚えていないのだが、エナジーマンたる俺の元に1本の瓶が送られてきた。きっとエナドリだろうと思いきや、そこに書いてあったのはエナジーシロップ『Seeker(シーカー)』という文字。どうやら2011年に発売された神戸発の商品みたいだ。
その最大の特徴は、一般的なエナドリと違ってシロップタイプであるという点。なんでも世界で初めて作られた割って飲むタイプのエナドリらしい。5~8倍希釈用で、ジュースやリキュールとの相性が良いんだとか。つまり好みの濃さで飲めるってワケだな。ユニークエナジーだ(賞賛)。
さて、何から何まで未知ではあるが、まずは恒例のエナジーサーチから行ってみるとするか。 ※説明しよう! エナジーサーチとは、エナジーマンが瓶の裏の成分表示をただ眺めることである!!
・サーチ結果
エナエナ(ふむふむ)。砂糖、ブドウ糖、ビタミンB群に加え、ガラナ種子エキス、クエン酸、はちみつなどが入っているみたいだ。気になるカフェインは、100ml当たり40mg。これはモンスターエナジーと同等の量だ。
が、今回ばかりはカフェインより、やはり味の方が気になるな。キャップを外して鼻を近付けてみると、思った通り非ッ常~に濃厚かつ独特なエナドリスメルがブワっと押し寄せてきやがった。な、なんてケミカルな……。これは直嗅ぎではなく手であおぐべきだったか。理科の実験かよ。
・異形
しかもさすがシロップだけあって、ハチャメチャにドロッとしているぞ。さながらエナジーの凝縮体と言ったところだろうか。俺ともあろう者が、冷や汗が出てきやがった……。
だがしかし! やはりここは原液のまま飲んでみるのがエナジーマンの務めであろう。見るからに濃い~エナジーシロップを、恐る恐る口に含んでみると……
_人人人人人人人人人人人人_
> 濃ッッッッッッッッ!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
・知ってた
な、何だこりゃァァァァァァアアアア! ていうか……え? 辛ッ!? ちょっと辛いんですけどコレーーー!! しかもなんかピリピリした刺激があるぞ! もはや薬品やないか!! 思った以上の劇薬っぷりに軽くエナジーパニックになる俺。とんだパンドラの箱を開けてしまったようだ。
が、それもそのはず。最初に書いたようにこのエナシロは5~8倍希釈用なのだ。そのまんま摂取する方がバカである。というワケで、今度は炭酸で割って飲んでみることにする。
結果、エナドリ感が増して数千倍は飲みやすくなったのだが、独特極まるケミカルな風味は相変わらず。そして、やはり辛い。生姜を丸ごとすりおろして入れたかのような……一体この刺激と辛みは何なんだろう? あまり味わったことのないタイプのエナドリである。
・ただならぬ空気
あえて栄養ドリンクで例えるなら、これは『ユンケル』だ。生まれて初めて『ユンケル』を飲んだ時、俺はそこに普通の栄養ドリンクとは違うある種の “ガチさ” を感じた。軽い気持ちで手を出してはいけないような強者のオーラだ。どうもこの『シーカー』からは、普通のエナドリとは違う異様な迫力を感じる。
・アンダーグラウンドへようこそ
レッドブルやモンスターエナジーを陽のエナドリとするなら、『シーカー』は間違いなく陰側のエナドリであろう。身近なところだとヴィレッジヴァンガードなんかで売っているらしいので、エナドリガチ勢の猛者は一度試してみて欲しい。というワケで今日はここまで! また会おう。エンナァジイイイィィィッッ!!
参考リンク:Energy Syrup『Seeker』
Report:エナジーマン(あひるねこ)
Photo:RocketNews24.
★エナドリ関連の記事はこちら → シリーズ「エナジー検証」
【追記】2020年8月3日18時00分
カフェイン量について、当初「10ml当たり40mg」と記載しておりましたが、正しくは「100ml当たり40mg」です。訂正してお詫び申し上げます。