この夏はマスクが必需品になるだろう。状況によっては外すことができるかもしれないが、人混みのなかでは意識的に着用した方が良いかもしれない。とはいえ暑い! すでに暑いんだよ、これが8月になったらどうなってしまうのか? 想像するだけで恐ろしいが、そんな状況だからこそ “暑さ対策を備えたマスク” はありがたい。

調べてみると、最近は水に濡らして振るとひんやりするマスクが出ていることを知った。そこで! 私(佐藤)は振れば振るほど冷えるんじゃないか? と考えて、100回振ってみることにしたんだよ! 凍りつくほど冷えるんじゃないの?

結論から言おう、キンキンには冷えない!


私だってバカじゃない。ちょっと考えれば、想像のつくことだ。だが! 一瞬でも頭によぎったことは、試さずにはいられない。ということでさっそく実践することにした。たとえキンキンに冷えなくても、何かが待っているかもしれないじゃないか!


今回検証に使用した商品は「COOLING FACE GUARD」という。購入価格は税込880円。


見た目はどこにでもありそうな、ポリエステル素材のものである。


これをまず濡らす。十分に水を含ませるとのことだ。


続いて、水が滴らなくなるまで絞る。


その後に5秒間、強めに振る。


着けてみると、ひんやりしている気はする。水に濡らしているだけあって、冷感らしきものは感じる。劇的に冷たいか? と言われると、そうでもなく、濡れタオルを口につけているような感覚である。


・100回振る!

これを目いっぱい振ったら、もっともっと! もっともっともっと!! 冷たく感じるんじゃないか? 発想が貧困な私はすぐにそう考えた。が! しかし、心のなかでもう1人の自分が言う。「そんな訳ねえだろ」、そのまっとうに聞こえる意見を完全に無視して、無邪気な私は断行した。マスク100回振りを!


振り終わった直後……


ギャーーーッ! 肘が、俺の肘が!!


痺れるようなダルさを感じたけど、5分ほどで治った。ああ~、びっくりした……。


着けた感想は、5秒振ったのと変わらない。めちゃくちゃ冷えている訳でもないし、かといってぬるくなっているような気もしない。5秒で5回振っても、1分で100回振っても結果は同じ。


それよりも私が参ったのは、100回マスクスイングの動画を撮影し、その映像の1から100までのカウントを付けたときだ。動画に字幕で1、2、3、4、5………………98、99、100。


この作業にまさか1時間半もかかるとは夢にも思わなかったよ。ということで、マスクは100回振っても冷えないうえに、仕事量が増えることが判明したぞ。みんな、真似すんなよ!

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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