「日本野鳥の会」の「バードウォッチング長靴」をご存知だろうか。長靴ながら動きやすく、軽量かつコンパクトに折りたたんで持ち運びも出来るとして、バードウォッチングをしない人々にも人気を博しているようだ。
そんな「日本野鳥の会」から、今度は防水ショルダーバッグが登場した。果たしてその防水性能の実力はどれほどのものなのか。2Lの水を使って、容赦なく水責めしてみたよ。
・ファスナーを重点的に責めた結果
「日本野鳥の会」防水ショルダーバッグは、野鳥の会初のアイテム付きブック(税込2189円)として登場した。
バッグ本体は黒1色、真ん中にラバー素材で野鳥の会のロゴがついており、外ポケットと内ポケットがそれぞれ1つずつつけられている。
大きさは、500mlのペットボトルを横向きに入れてもかなり余裕があるほどだ。ちなみに、ペットボトルを縦にするとギリギリふた部分がはみ出てしまう横長サイズだった。
本体部分には「ターポリン」が使用されている。これは強度と防水性の高さから工事現場のシートなどとしてよく使われるもので、柔らかな合成樹脂で布を挟んで作られている。ファスナー部分も水が入りにくい「止水ファスナー」になっており、バッグの防水性能への期待が否応なしに高まっていく。
全面が柔らかな樹脂に覆われており、隙がないように見えるが……果たして、その防水性能はいかほどのものなのか。水濡れが分かりやすいグレーのTシャツを中に入れ、準備はOK。
バッグの上から、2Lの水を容赦なくかけていくよ!
勢いよく水をかけていくが……バッグに水が弾かれる! 表面に水が染みこんでいく気配すらない。
防水の弱点になりやすい縫い目やファスナー部分に狙いを定め、容赦無く攻めていくが……縫い目の上に水が溜まる始末。強い。
他に弱点になるところがあるとすれば、ファスナーのスライダー部分しかない。そう思い、スライダー部分にザバザバと水をぶっかけていく。
そうして最後の一滴まで、2Lの水を容赦無くその身に浴びせられたバッグは……水滴を弾いてキラキラと光っている。かなり余裕そうだ。これはもしかすると、中のTシャツは完全に守られているのでは……?
いざ!
ご開帳!!
えええええっ、濡れてる!
水責め後半にかけてのファスナーのスライダー狙いが効いたのか、スライダー直下部分が濡れている。そして、そこから侵入して底に溜まった水もTシャツを濡らしてしまったようだった。
とはいえ、よくよく見てみるとバッグの表面からは全く水が染み込んでいない。2Lの水をぶっかけられた結果として見ると、凄いと言えるだろう。ちょっとやそっとの雨ぐらいで浸水する心配はなさそうだ。
普通に使用していればファスナーのスライダーめがけて怒涛のように水が注がれることはそうそうないはず。大きさも手頃なので、雨の日のおともにしていこうと思う。
参照元:「日本野鳥の会」公式HP、「日本野鳥の会 防水ショルダーバッグ BOOK」
Report:伊達彩香
Photo:RocketNews24.