2020年6月17日より、スシローが創業祭の第三弾として『どでかネタ祭』『Wネタ祭』『てんこ盛り祭』の3つを同時に開催し始めた。しかも、冷静に考えると3つともそれなりに方向性が被っている感があるのは気のせいだろうか。

「どでかネタ」も「Wネタ」も「てんこ盛り」も、ようするに寿司ネタがデカいということではないのか。とはいえ……被っていようとなんだろうと、寿司ネタがデカいというのは良いことだ。デカければデカいほどいい。ということで、どれほどデカいのか実際に食べてみたぞ!

・盛りすぎセット

今回は3つの祭りを堪能できるらしいテイクアウト用のセットもあるということで、迷わずそちらを注文。その名も「盛りすぎセット」(税抜1600円)。自分で盛りすぎなどと言ってしまうとは、よほど自信がある様子。

ちなみに内容物は、「ダブルジャンボほたて貝柱」、「てんこ盛りねぎまぐろ」、「倍盛りコーン」、「大切りサーモン」、「ダブル赤えび」、「大切り中とろ」、「大切り穴子」、「ローストビーフマウンテン」、そして「海鮮爆盛りマウンテン」の9種類。とりあえず、海鮮爆盛りマウンテンを除けば名前だけで大体どんなものか想像がつく。これは満足度も高そうだ。

さっそく持ち帰って見てみると……


・自分で組み立てる仕様

おや? とりあえずマグロやらサーモンやらは、見た目でわかる。それとなくデカいのもわかる。しかし、一部意味不明なモノが。なんだこの、ネタの乗っていないシャリだけのモノと、微妙に錦糸卵と大葉が乗っただけのモノは。


それぞれ隣にローストビーフの山と、何やら切り身やらミンチやらの混ざり合ったカタマリの上に いくら が乗ったモノがある。恐らくこれらが「ローストビーフマウンテン」と、「海鮮爆盛りマウンテン」なのだろう。じゃあこの酢飯オンリーと錦糸卵は一体!?

疑問に思ってスシローのHPを見たところ、なんとこちら、自分で組み立てるタイプだったもよう。酢飯オンリーにはローストビーフの山を、錦糸卵の方には いくら が乗った海鮮のカタマリを自ら乗せることで、それぞれが「ローストビーフマウンテン」と「海鮮爆盛りマウンテン」になるようだ。

なるほど。確かにこのサイズだと、完成品の状態では蓋が閉まらないだろうしなぁ……というか、ぶっちゃけネタだけの時点で、デカすぎて蓋にやや圧迫されていたし。ということで最後の1ステップをDIYして完成。


酢飯のみの握りは2貫ずつだったので、作る前は2貫分なのかと思ったこちら。実態は2貫分の酢飯で1貫分の土台となる形態だったもよう。まごうこと無き「デカ盛り」である。特に「海鮮爆盛りマウンテン」は、表から見える いくら や とろサーモンの下に、カニとまぐろの叩きがブチ込まれている。もうこいつだけで良いんじゃないかなという感じ。

ちなみに単品だと、それぞれ税抜きで300円だそうだ。ただし単品での持ち帰り注文はできないそう。テイクアウトで食べるなら、この「盛りすぎセット」を購入するほかない仕様なので気を付けて欲しい。それにしても、これはどうやって食べるのだろうか。


・その他

なんだか「海鮮爆盛りマウンテン」だけで、記事的にも物理的にもお腹いっぱいになりそうな感じだが、他も見ていこう。倍盛りコーンはコーンが盛られ過ぎて形態を保持できず、ぶっちゃけ崩壊しかかっているレベル。いいぞ、もっとやれ


そして、その他の「大切り中トロ」や「大切りサーモン」なども、比較用に購入してきたノーマルの「まぐろ」と比べてみることに。


ぱっと見では「大切り中トロ」とノーマルな「まぐろ」との違いがわかりづらいが、実は厚さが2倍くらいある。単品だと税抜き150円。そしてお切りサーモンやダブル赤えびは2貫で税抜き100円なので、コスパは高いだろう。特に赤えびは普段のメニューには入っていない期間限定メニューだ。


・崩して食べました

全体的に、コスパもボリュームもいい感じなスシロー創業祭第三弾。テイクアウトのセットには入っていなかったが、他にも「ジャンボかにカマ天にぎり」(税抜き100円)や「えび天倍付けうどん」(税抜き280円)といった、今回のキャンペーン限定メニューもあるぞ! 

開催期間は一応2020年7月5日までとなっているが、売れ行き状況によっては早期完売となる可能性もあるようだ。寿司で腹いっぱいになりたい人は、急いでスシローへGO! 

ところで……どうやって食べるべきか迷っていた「ローストビーフマウンテン」と「海鮮爆盛りマウンテン」ですが、物理的に口に入らないのと、箸で持ち上げるのが困難なサイズ&バランス感だったので、崩して小さなローストビーフ丼と海鮮丼のようにして食べました。とても美味しかったです。

参照元:スシロー
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.