ジャンボ〜! ケニアの首都ナイロビでタクシー運転手をしているチャオスでーす。ありがたいことに、リクエストボックスから質問が届いております。それも同じような質問が2通も! KKさん、岩槻さん、アサンテサーナ(どうもありがとう)! で、どんな質問なのかというと……
「日本ではタクシーの運転手さんは幽霊を乗せてしまうことがあるという話を聞きますが、ケニアではどうでしょうか。ケニアではどのような幽霊がいるのか知りたいです。」
「ケニアには幽霊がいますか? オカルト的な怖い話があればお聞きしたいです。」
ほっほ〜、どうやら「タクシー運転手=幽霊との遭遇率が高い」という認識なんだな。ケニアに幽霊は……もちろんいる。特に名前は無いのだけれど、あえて命名するとしたら……
「ナクルの赤い女」
だな。ナクルというのは、ナイロビに詳しい人ならご存知だと思うけど「ナイロビ ー ナクルハイウェイ(Nairobi–Nakuru highway)」のこと。まあ日本で言うところの高速道路みたいなもんだ。
そのナクルハイウェイを車で走っていると……突如、道路に「ナクルの赤い女」が現れるという都市伝説があるんだよ。どんな女性かというと、背は高くて、全身赤い服を着ていて、口には赤いリップをガッツリと付けている……てな感じ。
その話をゴー(羽鳥)にしたところ、どうしてもイラストを描いてくれと言うから、一生懸命、描いてみた。かなり恐ろしいイラストになっているから、恐怖系に慣れている人だけ確認するようにしてほしい……。
もちろん閲覧注意だぞ……
覚悟はいいか……?
さて、そんな「ナクルの赤い女」は、いったい何をしてくるのか? 実はこれが本当に恐ろしい。うっかり彼女に近づくと、幽霊ならではの魔術なのか、突然、車が壊れるんだ。制御不能になるというか。
ビックリ仰天&制御不能で、ほぼほぼ事故る。あるいは、運が悪ければ死に至る。なので、もしも「ナクルの赤い女」を見かけたら、彼女を見ないようにして全力で逃げること。もしもケニアのナクルハイウェイを運転することがあったら、この記事のことを思い出せ。
実は他にも幽霊はたくさんいるけれど、タクシー運転手ならではの怪談話なら「ナクルの赤い女」が鉄板だろうな。もっとも、ケニアで幽霊よりも恐いのはタクシーも襲われる「強盗」だけどな……。下手すりゃ死ぬし。これマジで。では、クワヘリ!
イラスト・Report:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
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