新型コロナウイルスの影響で自粛生活は冬から春、そして春から夏へと季節をまたごうとしている。いまだ先行きは見えないまま。これまで当たり前だった日常生活はいつになったら戻ってくるのだろう。
今は前を向くしかない……ただただ前を向くしかないのだが、私の場合は向いたら向いたで伸びまくった前髪が視界に入ってくるから困っている。そう、本来であれば2カ月に一度のペースで切っていた髪が伸びっぱなしでもうすぐ半年。30代半ばにきて、まさかの自己最長記録を更新しようとしているのだ。
・前髪が邪魔
緊急事態宣言が延長された今、私が住む都内の美容室は営業しているところもあるにはある。一応、髪を切れるが、テレワークで誰に会うワケでもないから新型コロナウイルスが落ち着いた頃に整えたらいいかと考えている。
ただ、髪を伸ばすのはいいとしても前髪が視界に入ってくると結構なストレス。仕事中にプラーンと前を横切ろうものなら気が散って仕方がない。そこで……応急処置をすべく、人生で初めてヘアピンを使ってみることにした。
「ヘアピン」「男性」でググったらキモいと出てきたことは心の中にそっ閉じしつつ、近所のファミマで片側が波打っているような形をしているアメリカヘアピン(276円)を購入。これを使えばゲゲゲの鬼太郎のようになった前髪ともオサラバなはず!
・どうやって装着するの?
……と意気込んだものの、どうやってつけたらいいものかサッパリ分からない。母と姉が使っていたので実家にヘアピンはあったが、どう髪を挟めばまとまるのだろう。とりあえず感覚でつけてみたところ……
コレジャナイ
・装着完了するも……
うむむむ、世の女性たちはこんなにも難しいことをやっているのか。このままじゃ前に進まないのでググってみたら、どうやらアメピンの長い方を上にして生え際に垂直になるよう挿せばいいらしい。てことでブスリ。
おっ……! ついた……!!
前髪が邪魔にならない!
イイやん、イイやん! これで逆サイドもつければ仕事もはかどるはず。視界良好待ったなし!!!!
ではあるのだが、つけたらいつもとは違う自分がそこにはいた。なんというか、どこかしら……
中国の風が吹いているのだ
・別の意味でキモい
その後、何度かつけ直すも中国の風は一向に止まず。私がヘアピンすると別の意味でキモくなる結果になってしまった。もっと若ければ見栄えがよかったのかなぁ……。誰に見られることもないし、別にいいけど……。はぁ……。
しかしながら、その使い心地はヒジョーによい。視界が開けたし、PC作業をするにしてもやりやすい。もし自粛生活で髪がボサボサになってどうにもならない場合、ヘアピンを試してみる価値はあるだろう。値段も安いし!
これから梅雨が来ると夏本番はすぐそこ。ボサボサ髪で暑さに耐えられなくなるのは時間の問題かもだが、いけるところまでヘアピンで乗り切っていきたい。前を向けるくらいの視界は確保できたことだしね。
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.