去る4月21日より開催された『相棒イベント』……かつてこれほど全力を要したイベントも稀だというのに、外出自粛が叫ばれる現状においては街をウロウロするワケにもいかない。本命の “色違いイルミーゼ” に出会えず泣いていたトレーナーは私だけじゃないはずだ。
ついにイベント終了まで1時間を切ったころ、ワラにもすがる気持ちの私は自宅でスマホをブンブンと回し始めた。ポケモンGOは現在『屋内の歩数もカウントされる』仕様に変更されているため、「最後にタマゴをひとつ割れるかも」と考えたのである。
すると……な、なんと1時間で10km近い距離を稼いでしまった! 普段街を歩いても1時間では5kmがいいとこなハズ。ポケ活自粛を考えてた君よ……友よ……コイツは「大タマゴ割りチャンス」の静かすぎる到来だァ!!!
・タマゴイベント開催中
おまけに現在は7kmタマゴから普段と異なるポケモンが孵化するイベントの期間中である。特に今回から実装された「色違いコンパン」は積極的に狙っていきたいところだ。7kmタマゴから孵化するポケモンは以下の通り。
コンパン、ワンリキー、イワーク、ベロリンガ、モンジャラ、ストライク、カイロス、ラプラス、イーブイ
・レッツ、ポケササイズ!
今回はいかにも距離が稼げそうな8つの動きを実践してみることにした。ちなみに当サイトのサンジュン記者が以前「トランポリンでタマゴを割る」というチャレンジを敢行していたが、トレーニング機器を所有していない・そもそも激しい動きはしたくないというトレーナーも多いだろう。
よって今回は「基本的には一歩も動かず」さらに「筋トレ・エクササイズ効果も期待できる」動作に限定して検証を行うものとする。1分間全力で動作を行い、カウントされた距離をランキング形式で以下にまとめてみた。
8位:ラジオ体操(80m)
日本人なら誰でも知ってる『ラジオ体操』がダントツ最下位……とはいえ、トータル約6分半の体操で500mほど稼げる計算になる。これほど負担のない動きでこの距離なら及第点といえるのではないだろうか。
7位:スクワット(120m)
かつて私は見よう見まねでスクワットを行った結果、動けなくなり学校を休んだことがある。見た目より足腰に大きな負荷のかかるこの動き、運動し慣れない者はナメていると痛い目にあうから注意だ。
6位:UFO(130m)
https://www.instagram.com/p/B_msqRRpCWl/
ピンクレディーのヒット曲『UFO』は、単純な振り付けなのに見栄えがするためカラオケで踊れば一躍人気者である。距離の件はひとまず置いて、ダンスは楽しいしダイエット効果も期待できるハズだ。好きな曲に合わせてレッツ、ポケシング!
5位:腕だけ全力疾走(170m)
座ったまま腕だけ全力疾走したつもりが、動画を見返せば競歩にしか見えなかったこの動き。ハードさでは今回トップだった。額にはうっすらと汗が滲んでおり、かなりの消費カロリーな気がする。
4位:基本のシャカシャカ(200m)
イルミーゼのときはコレでタマゴを割りました。スマホをただ上下に振る単純な動きは、効率的だが全然楽しくない。
3位:基本のグルグル(220m)
ヒジに重心を置きスマホをただグルグルと回す動き。やはり全然楽しくない。
2位:GLAY気分(230m)
GLAYを代表するロックバンドのライブにおいて、ファンたちが一心不乱に繰り返すアノ振り。指先を「ゲッツ」の状態にして頭後方から前方へ腕を振り下ろす動きは、苦しいが二の腕の引き締めに効果を発揮しそうだ。脳内で各自お好みの曲を再生しながらどうぞ。私は『口唇』にしました。
1位:糸巻き運動(280m)
そして圧倒的1位は、ビリーズブートキャンプでもおなじみの通称『糸巻き運動』である。胸の位置で両腕をクルクルとフル回転させるという「ガチのエクササイズ」が、1分で280mという堂々の記録を樹立したぞ!
・いかがでしたか!!!?
今回の検証により「スーパーふかそうち」を使用したとして単純計算すると、たった8分少々で7kmタマゴを割れるという事実が明らかになってしまった。腕力次第でさらなる記録更新も可能とみられる。
そうと分かればトレーナー諸君、この機会を逃すテは皆無だろう。さぁ……タマゴを割って割って割りまくれ!!!
……と、言いたいところだが検証翌日の今、私は重度の筋肉痛により起き上がることもままならない状態。室内とはいえ急な運動は大変な結果を招くこともある……それを皆さんにお伝えしたく、現在片手でパソコンを打っている次第だ。
今回の結果を参考に、各自無理なく楽しめる範囲でタマゴを割ってくれ!
Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:ポケモンGO (iOS)