関東地方を中心に店舗を展開している「肉のハナマサ」は、その名の通り「肉」を中心に販売しており、業務用だけでなく一般向けの商品も取り扱っている。ちなみにハナマサとはハナダマサル(花田勝)の略称……ではなく、株式会社花正が経営しているから他ならない。

──と冷凍餃子の検証記事でも同じようなことを書いたが、当然ハナマサのウリは肉。お店の名前にも入っている肉なのだが、まさかの冷凍ごま団子がオリジナル商品として置いてあった。フム……一度気になったら買うしかあるまい!

・油使用不可避

肉メインでありながらスイーツも売っているあたり、ハナマサの守備範囲の広さを実感せずにはいられない。ちなみにごま団子の冷食は20個入り(1個25g)で税込537円だ。相場がよく分からないのでググってみたら、1個あたり40〜100円といったところ。ネット上の情報を基準にすると、ハナマサの価格は良心的と言っていいだろう。

作るために油を使用しなければいけないのが面倒ではあるが、結論から言うとやる価値は十分にあった。ずばり、結構ウマいのだ。


作り方は油使用の壁を乗り越えたらカンタン。まずはフライパンに油を……ドボドボド♪ ドボドボド♪

ドボドボ、ドボドボ、ドボドボド♪


それから温めた油にごま団子を投入! この際、油はねには気をつけよう。


あとはごま団子をコロコロ転がし、満遍なく火を通したところで完成。辺りにゴマのいいスメルが漂い、パッと見の出来栄えもいい感じだ。


・実食

ではでは、実食といこう。アツアツのゴマ団子を一口食べてみると……

皮サクサク&中もっちりで結構ウマい! 値段が値段、そして専門外ということで正直ナメてかかったのだが、ごまの風味から中華の風も感じてヨロシ。これは……誰が食べても合格点を出すクオリティではないだろうか。もし屋台で売られていたらリピ買いするレベルである。

半分に切ってみたら餡子もギッシリで文句なし。気をつけることといえば火傷くらい。冷食だけに保存期間が長いのもいいし、これはおやつとしてもナイスな仕事をしてくれそうだ。欠点を探す方が難しい!

そしてクリーム系との相性もまたよし。最近ハマっているアイス「もちもちパンケーキ 雪見だいふく」と合わせたらやはりイケた。一番はバニラだろうが、きっといろんなものと合うに違いない。

意外──。そう言うと失礼かもだが、ハナマサのごま団子はフタを開けたらコスパいい商品だった。世にモノを出していることは、裏を返せば自信のある証拠。人は見かけによらないように、お店もまた表面で判断してはいけない。ごま団子、いい勉強になった。

参考リンク:Animo
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼ゴマがポロポロ落ちるので油の再利用は難しいかも