2019年の空前のタピオカブームが去って、どれくらい経っただろう? ブームの後半から「ポストタピオカ」を探し求める動きがあった。そのなかで注目されたスイーツのひとつが「わらびもち」だ。

おお、そうなのか? わらびもちなのか? ……と思っていたら、この2020年4月にファミリーマートからめちゃくちゃ進化したわらびもちが発売されたという。パッと見はわらびもち感ゼロ。そしてその味わいは、とても意外なものだったのだ。

・ファミマでわらびもちスイーツが発売

4月7日に発売となったファミリーマート「とろけるクリームわらび餅(税込220円)」。商品名通りクリームとわらびもちが使われたスイーツだ。見た目はまるでプリン。パッと見は和スイーツ感ゼロ、何ならわらび餅さえ見えない。

・和の味? 洋の味?

だがスプーンでひとすくいしてみると……おおお! たっぷりのクリームの下から、にゅるんとわらび餅が顔を出す。

それらを同時に口に運ぶと、勝るのは生クリームの洋の味わいか、それともわらび餅の和の味わいか? 結果、メインの味わいはクリームでもわらび餅でもなく──


黒蜜だった!


底の部分に、プリンのカラメルソースのように黒蜜が潜んでいたのだ。

濃厚な黒蜜がサッパリしたクリームと合わさっていく。そしてわらび餅のたまらなくトロトロな食感と重なり合い……これは美味しい! こんなわらび餅は初めてだ。

・セブンの「白いわらびバニラ」と食べ比べてみた!

さて、コンビニの進化系わらび餅といえばセブンイレブンの「白いわらびシリーズ」も有名だ。

ちょうど4月1日からバニラクリームをわらび餅で包んだ「白いわらびバニラ」が再登場していたので、ファミマのものと食べ比べたところ……全然違ったー!

どちらも、わらびもちと生クリームが使われている点は共通しているものの、セブンの「白いわらびバニラ」はクリームの主張が強い! 白いわらびバニラは洋菓子方面に舵を切っていると言うことができ、そしてファミマの「とろけるクリームわらび餅」は和菓子系の味わいであった。

同じ「クリーム×わらび餅」でも随分と印象が違うものだ。進化系わらびもち、意外と奥深いスイーツなのかもしれない。

Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.