豚のばら肉を煮込んだ角煮。柔らかい肉と甘みが舌をトロけさせる癖になる味だ。角煮大好きー!
そんな角煮が猛烈に食べたくなったので、スーパーに豚肉を買いに行ったところ、ただのばら肉ブロックは売ってなかった。代わりにスペアリブのブロックが安かったので、それで角煮を作ってみたところ……めっちゃウマイやんけ!!
・レシピ
作り方に特殊な工程はなく、本当にスペアリブを角煮にするだけだ。結構やり方や味付けに幅がある料理だと思うので、それぞれの作り方で角煮にしていただければと思うが、参考までに私(中澤)の今回のレシピを以下に記載したい。
【材料】
・スペアリブ 462g
・料理酒 大サジ4杯
・みりん 大サジ4杯
・醤油 大サジ5杯
・砂糖 大サジ1杯
・昆布だし 大サジ1杯
・しょうが 大サジ1杯
・水 600CCくらい
【つくりかた】
1. 鍋にスペアリブと料理酒を入れ、水でひたひたにする
2. 超弱火で2時間煮込む(アクが出てきたら取る)
3. スペアリブを1度引き上げ水洗いした後、キッチンペーパーなどで水気をふき取る
4. 煮汁に、みりん、醤油、砂糖、昆布だし、しょうがを投入。2の工程で蒸発した分の水も足す
5. 4にスペアリブを投入し15分くらい煮る
6. 火を止め一晩寝かせる
7. 温めたら完成
──特にドカンとした肉塊じゃなくても良い人は、3の工程でひと口サイズに切っておくと煮汁に浸りやすくなるため味が均等に染みやすいだろう。また、鍋のサイズによって調味料や水の分量も変わるので、上記はあくまで参考程度にとどめておいてもらえるとありがたい。
・骨問題
さて置き、料理前からずっと気になっているのはスペアリブの骨である。ほら、骨際の肉ってこびりついて食べにくいやん? 角煮でこびりついてたら結構面倒くさいかも。しかし、食べてみたところ……
ぷるん♪
──と。「ぷるぷるぷるん♪」と! 骨から肉が外れていく!! めちゃんこ食べやすい! しかも、骨際のためか、ホロホロと溶けていくような肉が口の中に旨みをまき散らす!!! 最・強!
・骨が味の鍵だった
日本ハムによると、骨のまわりの肉は細胞が壊れにくく水分を保持することができるのでジューシーさにもつながるという。また、骨の髄液の旨みやコラーゲンが肉のおいしさに繋がっているのだとか。煮物系で美味しいのは必然である。
もはや骨なしの角煮に戻れなくなるレベルのスペアリブ角煮。食べにくさがないのであればやらない理由もない。私は今後もスペアリブで作るだろう。気になったあなたはぜひ試してみて欲しい。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.