我が人生において縁の薄い存在……そう思っていたのに距離が急激に縮まったものが2つある。1つは、以前の記事で紹介したホストクラブ。男である以上、ホストに縁はなかったのだが、1度行ったらオッサンこそ行くべき愉快な場所であることを発見した。
そしてもう1つはサングラスだ。高校生からメガネ人生を歩んでいる私(佐藤)は、プライベートでサングラスを所持したことがない。しかし先日、最高にイカす逸品と出会ったことで思わず衝動買いしてしまった。その商品は驚くほど薄く「財布に入るサングラス」が売り文句。実物は本当に薄い! 極薄!! 横から見たらペッタンコ!
・ペーパーグラスを買うつもりだった
私は自らのことを「オッサン」と称してはいるが、すでにその領域からはみ出そうとしている。というのも、老眼の進行を自覚しているからだ。メガネは度を弱め(とはいっても1.0以下)に設定しているので、難なく読書をできるのだが、コンタクトレンズはやや強めに設定しているから近くが見えない。スマホを見るのも疲れるほどだ。
そこである日、東京・新宿の京王プラザホテルを訪ねた。ここには「ぺーパーグラス」の直営店がある。ペーパーグラスとは、メガネの産地である福井・鯖江市のブランドで、薄さわずか2ミリのリーディンググラス(老眼鏡)のことを指す。どうせ老眼鏡をかけるなら、オシャレなものがいい。そう考えて、実物を見に行ったのである。
・薄すぎ!
ところが私は、老眼鏡じゃなくサングラスを買って帰ってきた。
なぜサングラスを買ったのか? 理由はコレだ……。
サングラスも信じられないくらい薄いのだ
老眼鏡が薄いと分かっていたが、まさかサングラスまでとは……。なんだよコレ! 最高にイカしてる!!
まるで空のケースを手に持っているような感覚。だがしかし、この中にサングラスが入っている!
驚いたことに、このサングラスは平置きできてしまう。畳んだ状態でその厚さは1センチあるかどうか。
これを見た瞬間、老眼鏡のことが頭の中からぶっ飛んで、「コレ欲しい!!!!」と衝動買いするに至った。
ちなみに購入したのはティアドロップ型で、価格は税込1万9800円。実をいうとこの薄型サングラスは、2018年6月にクラウドファンディング「Makuake」で目標額50万を軽々と超える1183万1400円(2366%)を達成し、大きな話題となった。2020年1月末に新モデルを出品したところ、こちらも数日で目標達成するに至っている。
・持っているのを忘れてしまう
さて、実際に装着してみると……。
めちゃくちゃええやん
ただ薄いというだけでなく、バリエーションも豊富だったぞ。
1つだけ難点を挙げるとすれば、薄すぎること。最大の魅力ではあるのだが、あまりにも薄いために、サングラスを携行していることを忘れてしまう。うっかり尻ポケットに入れているのを忘れて、座ったりしたら損壊は免れないだろう。それくらい邪魔にならない代物である。今夏のオリンピック観戦に、1本購入してみてはいかがだろうか。
参照元:ペーパーグラス、MAKUAKE
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼オマケ。ティアドロップサングラスは人によって、合う合わないがありそうだ……