起立、礼、着席──よし、今日の授業はみんなが苦手な「英会話」だ。文法や単語暗記の学習だけで満足している生徒は、とくに集中して取り組むように。これからは実践的な会話重視の授業にシフトしていくからな。とにかく話せ、話すことが大事なんだ。
今回使用する教材は、数年前にリリースされて話題になったという英語クイズアプリ『クレイジー英語クイズ』である。会話の穴埋めを3択から選ぶ簡単なクイズゲームだが、今すぐ使えるフレーズばかりなのでぜひマスターしてほしい。それでは、授業を始めます!
・サンプル問題
まずはアプリをダウンロード、インストールしよう。簡単なサンプル問題を解いてゲームの流れを把握してくれ。「これはペンです」の英文として正しいものを3択から選ぶだけ……そう、「This is a pen」が正解だ。全員大丈夫そうだな。準備ができたら本編へ行くぞ!
・主人公の名前はタカシ
それでは1問目……の前に、登場人物の確認をしておく。英会話の授業で大切なのは、物語のシチュエーションを頭の中でしっかりイメージしておくことだ。主人公は青い服の少年・タカシ。表情を見る限り、タカシは友人たちと仲良く会話を楽しんでいるもよう。
問題を確認してみると……
「これはタカシですか?」「いいえ、それはゴキブリです」
おい待てどうした。状況がまったく読めないが、女がいきなりヒド過ぎる……。とりあえず、日常会話で使うかどうかはさておき、ゴキブリは英語で「cockroach」だ。ヒントを参考にして問題を解いてみてほしい。見事正解したら次の問題に進めるぞ。
・クレイジーな登場人物たち
問題は全22問+オマケ2問。すべて中学~高校レベルに設定されているが、そんなことよりも登場人物たちの行動がおそろしくクレイジー。てっきり女だけがヤバイのかと思いきや、タカシも相当なクズ野郎だった。たとえば……
「お釣りはいりません」「いえ、足りないんです」
「あー、眠い。何もしないから、休んでいきませんか?」
「トイレに行きたかったのですが、もう必要ありません」
といった感じだ。なかには使えそうな英文もある……かもしれないが、すべてのフレーズは自己責任で使用するように。わかったな。
・金髪、お前もか
それと一応、金髪の少年もガチガチの変態だったことは伝えておきたい。タカシも驚くほどである。
「え!? 正月でもないのに肛門の写真取ったの!?」
・ただのバカゲーだった
──というわけで、今日の授業はこのへんで終わりにしておこう……。最後に一応、アプリ作成者からのメッセージも紹介しておくぞ。
「まぁ、バカゲーなので英語の勉強にはほぼならないと思ってください!」だそうだ……。よし、今日やった内容はテストに出さないから、家に帰っても親に言わないように。絶対に、絶対に言わないようにな!
参考リンク:クレイジー英語クイズ(iTunes、Google Play)
Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24. / © HENN Inc.
Screenshot:iOS(クレイジー英語クイズ)
▼タカシ……