白米大好き日本人! その白米にピッタリな国民的ふりかけの1つといえば『ゆかり』ではないだろうか? あの絶妙な塩気と赤ジソのほんのりとした酸味がたまらないですよねえ。

さてそんな『ゆかり』には妹がいる。ゆかりは3姉妹の長女なのだ。何年か前にネットで話題になったのでご存知の方も多いかと思うが、実際に妹たちに出会ったことがある人はどれくらいいらっしゃるだろうか?

・『ゆかり』には妹がいる

2020年は『ゆかり』誕生から50周年。姉のアニバーサリーなタイミングで、いま妹たちも「ゆかり三姉妹」として注目されている。その妹というのが緑の青じそふりかけ『かおり』とオレンジ色のピリ辛たらこ『あかり』だ。

・次女だけ見つからない

と、それは良いのだが。……ない! ない! ない‼︎‼︎ 次女『かおり』だけがどうしても見つからない! 

私が『かおり』に出会えないのは、たまたまかもしれないが、『あかり』とのエンカウント率だって『ゆかり』ほどは高くない。一体、どこでなら姉妹全員をゲットできるのか。とても気になったのでメーカーに問い合わせることにした。

・問い合わせてみた!

お話を伺ったのは製造販売を行う「三島食品」の広報ご担当の方だ。


──まず3姉妹のプロフィールについておさらいさせてください

三島食品「ゆかりは1970年生まれ、今年50周年になります。かおりは業務用として誕生したのが1984年です。その後、一般のお客様向け商品も発売されました。そしてあかりは2009年に誕生しています」


──あかりが2009年生まれですか? オンラインショップで「3姉妹がそろって8年」とあったのですが……となると3姉妹がそろったのは2011年になりますが、あかり誕生からの2年の間に何かあったのでしょうか?

三島食品「あかりは当初「料理素材シリーズ」として『あかり 料理素材 カリカリ梅』と『あかり 料理素材 ピリ辛たらこ』として発売されていたのですが」


──そこで何が……⁉︎

三島食品「その後、2011年にリニューアルし、ピリ辛たらこのみを残してパッケージも「料理素材」を外してシンプルに『あかり』となったのです」


こうして「ゆかり・かおり・あかり」の三姉妹がそろったというわけだ。さてここからが本題。なぜ妹たちは目撃情報が少ないのだろう。思い切って聞いてみると……


──3姉妹で流通量は異なるのでしょうか? 『かおり』『あかり』を見たことがないという声が多く、私自身、『かおり』には出会ったことがないのですが……

三島食品「そうですね、『ゆかり』がダントツで『かおり』も実績はあるのですが……」


──かおりも発売から30年以上経ってますもんね。

三島食品「ですが、リピートが多いのは『あかり』の方ですね」


リピートが多いのは『あかり』!


このリピートというのは小売店からのリピートである。そのような事情があり、近年の出荷量は「ゆかり > あかり > かおり」となっているという。どうりで『かおり』には出会えないわけだ……

これはあくまで全体の傾向でお店によって入荷の種類や数は異なってくる。実際に「かおりは買ったことがあるが、あかりは見たことがない」という人もいる。確実に3姉妹をゲットしたいなら公式オンラインショップを利用するのがスマートだろう。

・今後についてちょっと聞いてみた!

さて3姉妹の状況はよくわかった。現状を聞くと、つい『かおり』を応援したくなってしまう。それも含めて個性というか……アレですね、擬人化が捗りますね!

ネットではゆかり三姉妹のイラストや漫画を発表するユーザーも見かけるが、50周年を機に公式でもやる、なんてことにはならないだろうか? そこで聞いてみると 


三島食品「擬人化の予定はありません。私たちでゴールを決めるのではなく、こういう言い方も何ですが、皆さまに楽しんで遊んでもらえたらと思います」


とのこと。三島食品さん、二次創作に寛容だった。

公式での擬人化はないと判明したが、三島食品のTwitterをのぞいてみると何やら新企画が始まっているようだ。今のところ全く何の話かはわからないのだが……今年はゆかり50周年、何か新しいことが始まるのかもしれない!

参考リンク:三島食品公式Twitter三島食品
Report:沢井メグ
Photo:三島食品,used with permission、Rocketnews24.

▼ゆかり三姉妹! 長女ゆかりは2020年で50周年だ

▼ゆかりごはん、最高!

▼三女あかりちゃんてば、まだ10歳!


▼見た目以上にピリリとしている。擬人化したら気が強そうだ


▼ちなみにダイソーで見つけました

▼かおりは、見つからなさすぎて三島食品さんに画像をお借りしました……いつか出会いたい

▼こちらが三島食品の謎ツイート。ゆかり50周年の節目のタイミングに何か起こりそうな予感である