私(佐藤)にとって、カスタムカーの祭典「東京オートサロン」とは『D.A.D』である。D.A.Dとは、車のドレスアップパーツメーカー「ギャルソン」のブランドの1つ。2018年までは東京オートサロンの会場にクリスタルベンツを展示しており、私が同会場に通い始めるきっかけにもなった。
そんなD.A.Dに関して、はじめに大変残念なことをお伝えしなければならない。D.A.Dは昨年クリスタルベンツの展示をとりやめ、なんと今年は出展さえしていない! なんてこった!! そんなの東京オートサロンじゃねえーーーッ!!
・クリスタルベンツの思い出
クリスタルベンツ、あの煌びやかな車体はいつまでも見ていられる。「ラグジュアリー」を標榜するD.A.Dのブランドのアイコンにふさわしい車。いや、車ではない。走る宝石といっても過言ではないだろう。走っているところを見たことはないが……。
私は2015年にその存在を知って以来、2016年・2017年・2018年と毎年撮影させてもらっていた。
2019年はクリスタルベンツにお目にかかることはできなかったが、今年はオリンピックイヤーである。ゴールドメダルにあやかってベンツを展示しているのでは? そんな期待に胸を膨らませて、D.A.Dパーカーを着て会場の幕張メッセにやってきた。
だが! 私の望みはかなわなかった。ベンツはおろか、ブースすらない!! D.A.Dに問い合わせてみると、やはり東京オートサロン2020には出展しておらず、大阪で2月に開催される「オートメッセ」に出店する予定とのこと。
終わった……D.A.Dのないオートサロンなんて、ただの車の展示会じゃないか……。
・救世主!
もはやコンパニオン画像集以外にできることはない。だって車を知らないんだもん……。会場を後にしようとしたその時!
「ロケットニュースの佐藤さんですよね! いっつも見てます! 毎日見てます!!」
声をかけてくれたのは、「BOND GROUP & LAGER CORPORATION 」のブースの担当者。ここは外国車のカスタムカーを手掛けるディーラーだ。これはもしや、渡りに船!? ベンツでの撮影ができなくなった私は、
「大変失礼なお願いかもしれないんですけど、車に乗ってるところを撮影したいんですけど……。乗っても問題ない車ってありますか?」
すると……、「いいですよ! この車だったら、自社のものですから」とのお返事。ということで、取材ということで特別に乗せて頂くことになった。しかもその車はなんと、車体とカスタム費用の総額で……
約2000万円
ちなみに、乗せて頂くことのできなかったロールスロイスのカスタムカーは4000万円とのこと。手を置くことしか許してもらえなかった。当然か……。
・カッコイイとしか言えない
あいにく、私は車に大変疎く、2000万円するということ以外、車種名を知らない。というか、聞いてもカタカナが耳に入ってこず、覚えられなかった。だが、これだけはわかる!
カッコイイ!!
猛烈にカッコイイ!!
ひたすらカッコイイ!!
車内もなんかわかんないけどスゴイ! 地元で友達の車検切れの車を買い取って、自分で車検を通して乗っていた身からすると、夢の車としか言いようがない。軽自動車しか乗ったことないんだもの!
と言う訳で、東京オートサロンは車に詳しい方が楽しめる! しかし車を知らなくても、私のようにそれなりに楽しめるから、安心して行ってみてくれ!!
取材協力:LAGER COPRATION
参照元:東京オートサロン2020
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24