「大人になれば自然とお裁縫ができるようになる」そう信じて疑わなかった若き日。しかし30歳をとうに超えたというのに、一向にできる気配がないのはどういうワケか? ……さてはコレ、“練習しなきゃできないパターン” のヤツだな……?
「上司の背広のボタンを縫ってあげたい」というのは、全女子の普遍的な憧れだ。残念ながら当編集部に背広を着た上司は1人もいないわけだが、こうなったら破れた靴下とかでもいい。とにかく何かを縫いたい……そう思っていたところ、ラッキーにもピッタリな福袋を発見してしまった!
・『手芸福袋』
人生で1度も立ち寄ったことのない『手芸センター ドリーム』なる手芸用品店の福袋は、その名もズバリ『手芸福袋』。お値段は驚きの1000円(税込)ポッキリだ。
1000円とは思えぬ厚みを有した福袋の中身は以下の通り。
・手芸キット『ひなまつり』 ×1
・手芸キット『干支(ねずみ)』 ×1
・手芸キット『ミサンガ』 ×1
・手芸キット『ブローチ』 ×1
・手芸キット『バレンタイン』 ×2
・糸やビーズが入った袋 ×1
・布カレンダー ×1
特筆すべきは『バレンタイン』の手芸キットが2つも入っていたことだろうか。
全部で5つある『手芸キット』とは、説明書どおりに布やリボンを組み立てていけば、誰でも数時間で見本と同じものを作れるスグレモノらしい。
売れ残りかと思いきや『ひなまつり』『バレンタイン』『ねずみ年』といった、この時期にピッタリのテーマばかりだ。「1万円相当の商品」というのも納得の内容に見える。
・「アレ」が無ぇ……
説明書を読むかぎり、手芸初心者の私でも簡単に作れそうだ。さっそくひとつ作ってみることにした! のだが……開始たったの3分で、なんと私は制作を断念することになってしまう。その驚愕の理由とは……!?
\( 針が入ってねぇ )/
・中級者向け
……こともあろうに、これだけ多くの手芸用品が詰まった福袋の中には、肝心カナメの『縫い針』がただの1本も入っていなかったのである。針がなくっちゃあ、さすがに作れないよネ!
それ以外のキットを見てみても、針の他にボンド、チャコペンシル、ピンセットなど、手芸をしたことのない者にとってはハードルの高いアイテムを、あらかじめ用意しておく必要がある模様だ。糸はたくさん入っているのに……!
ひょっとすると『手芸センター ドリーム』の人に言わせれば、「針を持っていない人が存在しているなんて想定しなかった」ってなもんかもしれないなァ。「福袋で手芸デビュー」という考えが甘かったことを痛感しつつ、とりあえず明日『ドリーム』に針、買いに行こう……。
Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.
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