もうすぐ楽しいクリスマス♪ ……の前に、やって来るのが冬至だ。1年で最も日が短い日のことで、この日にかぼちゃを食べ、ゆず湯に入るのが昔からの習わしである。もうゆずの準備はOKかな?

さて、ゆずと言えば最近、ゆずの産地である高知の人からこんなことを聞いた。「ゆずは捨てるところがない!」確かに、ゆずはゆず湯だけでなく料理などにも果汁から皮まで広く利用できる。

「でもさすがに種は捨てるでしょ?」と冗談半分にツッコんでみたところ、「種も捨てない、種からは化粧水が作れる!」というのだ。しかも家庭で! 何それやってみたい!

種から化粧水を作るとはどういうことなのだろう? 一瞬「種を割って何かを抽出するの?」と思ってしまったが、そうではなく日本酒や焼酎に種を漬け込んでつくるのだそう。

ちょうど料理でゆずの実と皮を使う予定があったので、そのときに取り出した種で作ってみることにした。私が試してみた作り方は以下のとおり。

【材料】

・ゆずの種:ゆず3~4個分
・日本酒:200mlくらい

【用意するもの】

・フタができる清潔な瓶
・コーヒーフィルタ

【作り方】

作り方はメチャメチャ簡単だ。1行で言うよ、それは……

「煮沸消毒した清潔な瓶に酒とゆずの種を入れてフタをし、冷蔵庫で1週間保管!」

1日に1回瓶をシャカシャカ振る必要があるものの、基本は放置でOKだ。簡単。私はさらに手間を省きたかったので、ワンカップ酒をそのまま使うことにした。これなら瓶の煮沸は不要。

種を入れてあふれ出てしまったお酒は、飲んだ。

・1周間でトロトロに

さて冷蔵庫で1週間寝かせた種入り酒は、当初とは比べものにならないほどトロットロになっている。見た目は完全にトロミつきの化粧水だ。

思ったほど酒くさくもなく、ふわんと漂う爽やかなゆず香もいい。

・使ってみた

コーヒーフィルタを使って化粧水をろ過する。この際にもう1つ清潔な容器が必要なのだが、ちょうど家にワンカップ酒がもう1本あったのでこの容器を使うことにした。中身は、飲んだ。

さてさっそく化粧水を手にとり顏に塗ってみると……うんうん、塗り心地はイイ感じ! そして心なしか肌表面がスベスベになった気がする! 

それはいいのだが! ちょっと顏がつっぱるのは気のせいだろうか……この経験、過去にもある。スベスベになったがつっぱる、これは私が高濃度のビタミンC入りの美容液を使ったときに覚える感覚とソックリだ。つっぱりが気になる場合は、精製水で薄めて使っても良いのだという。なるほど! さらに乳液で肌を整えると……あら良い感じじゃないの!

・昔からの知恵ってスゴイ

そんなゆず化粧水には保湿効果が期待されると言われているが、たしかに使い心地はいい。昔からの知恵ってスゴイな、こりゃ産地の人は種を捨てずに化粧水作っちゃうわーと妙に納得。

さらに調べたところ、化粧水用に種のみを販売している店もあった。ゆずビジネスすげえ! ゆずってホントに捨てるところがなくて、ゆずを知る人は捨てる気なんてサラサラないんだな、と感じた次第である。

Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.