東京・渋谷では新商業施設のオープンラッシュだ。2019年11月1日に「渋谷スクランブルスクエア」がオープン。同月20日にリニューアルした新生「渋谷パルコ」がオープン。そして本日12月5日に、東急プラザ渋谷を含む新商業施設「渋谷フクラス」がオープンしたのである。今年1年で渋谷駅周辺は一気に様変わりした。

新規オープン大好きな私(佐藤)は、当然足を運んだ訳だが、この施設でもっとも行ってみたいと思った場所がある。それは5階の「ペッパーパーラー」だ。そこには、ソフトバンクの人型ロボットが複数台いるらしい。それは見てみたい! そう思い、実際に行ってみると、たしかにいた! いっぱいいた!!

・ペッパー誕生から5年

渋谷のデパート(商業施設)というと、パルコを思い浮かべる人も多いと思う。パルコと同様に想起されるのが、東急プラザ渋谷店だ。とくに年配の人にとって、東急プラザは記憶に色濃く残っているようだ。


実際に開店初日に足を運んでみると、他の施設に比べると年配の人が多いように見受けられる。建物に入って私が真っ先に向かったのが、ペッパーパーラーである。


フロアの中心部分に設けられたこのお店は、ペッパーと人が共同で働く飲食店なのだとか。ペッパーが発表されてから早いもので5年が経過する。あの当時、当編集部では編集長GO羽鳥と副編集長和才雄一郎は、ソフトバンクが育毛・増毛に関する新技術を開発したことを発表すると勘違いしていた。それも今では良き思い出である……。


お店のレセプションに行ってみると……


いる!!


ヤツラがいるッ!!!!



お前らーーーッ!



久しぶりに4体ものペッパーを見た興奮で、私は思わず『魁!! 男塾』風に声を上げてしまいそうになった。とにかく、ここは会計係をペッパーが担っている。なお、ペッパー相手の生産はカード決済のみ。現金の場合は、別途人間のいるスタッフのカウンターで精算することになる。


・ペッパーは会計係

ペッパーが会計するとはいえ、口頭で注文する訳ではない。手元の画面を見ながら、時々ペッパーが説明をするという形だ。メニューを見ると、ここはワッフルがメインのカフェ。食事系のものとスイーツ系のものとに分かれており、そのほかサイドメニューやドリンクも充実している。


ちなみにグルメワッフルは、イタリア・フランス・スペイン・タイなど、さまざまな国の料理をイメージしたものになっている。


今回注文したのは、アイスコーヒー(Lサイズ 627円)と「ミルクジェラートとイチゴフォンデュークラシック」のスイーツワッフル(1738円)である。結構いいお値段になりますねえ……。


・ペッパーのコーヒー?

ワッフルは結構なボリュームで食べ応えのあるサイズだった。


メニューもさることながら、このお店は席がゆったりとした設計で居心地がすこぶる良い。しかも現段階では、席利用に時間制限を設けていないので、ゆっくり過ごすのに最適。電源は解放していないが、ちょっとした学習や作業の場として、使える雰囲気であった。


店内の一部にはペッパーグッズの販売コーナーもある。マグカップやTシャツなど、ペッパーを愛する人にとっては嬉しいアイテムがいろいろあったぞ。


ひとつ気になったのは、ペッパー印のコーヒーだ


豆と粉で販売していたのだが、それを売るくらいなら……ペッパーのペッパー(コショウ)を売るべきではないのか? と思った次第である。いつの日かペッパーのペッパーが販売されることを、願うばかりだ。


・今回訪問した店舗の情報

店名 ペッパーパーラー
住所 東京都渋谷区道玄坂 1-2-3 渋谷フクラス5F
営業時間 10:00~21:00(5F)
定休日 不定休

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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