元格闘家・プロレスラーの飲食店を全力で応援する「格闘グルメ」のコーナー。今回は、あのUWFで活躍した宮戸優光さんが腕を振るう「ちゃんこの台所」を紹介しよう。
そこで継承されていたのは、力道山の時代から脈々と受け継がれてきた「本物のプロレス道場の味」。これを食べずして、格闘グルメは語れない!
・ジムの中にお店が!
プロレス関係者でもない限り、レスラーが道場で食べている料理の味を知る人は少ないだろう。そんな道場メシを、一般客向けに味を変えることなく、そのまま提供する店があるという──。それこそが今回紹介する「ちゃんこの台所」である。
お店を営むのは、元プロレスラーの宮戸優光さん。宮戸さんは格闘技プロレスとして一世を風靡したUWFの出身で、UWFインターナショナル時代には参謀役としても活躍。「Uの頭脳」とまで呼ばれた人である。
現在は高円寺で格闘技ジム「C.A.C.C.スネークピットジャパン」を主宰。プロレスやアマチュアレスリングの源流ともいえる格闘技「キャッチ・アズ・キャッチ・キャン(CACC)」を指導されているのだが……
なんと「ちゃんこの台所」は、そのジムの中にあるのだ!
お店は一般客にも開放されているが、所属する道場生の食事面をサポートする役目も担っている。そう、ここで食べられるのは、まさに本物の道場の味なのだ!
・秘伝のタレで食べる湯どうふ
厨房に立って料理を作るのは、宮戸さん本人。これだけでも現役時代を知るファンには感激だが、やはり気になるのは味。実際に料理をいただいてみることにしよう。
訪れた人の多くが注文する名物メニューが「“伝説” 湯どうふ(1400円~、各サイズあり)」だ。これはUWFの道場でも食べられていたもので、あの桜庭和志さんも好物だったのだとか。
オシャレな容器ではなく、持ち手付きの鍋でそのまま提供される。プロレス道場では、こういった鍋をみんなで囲んで食べるのだ。いーよな、こういうの! 憧れるぜ。
特製のタレに付けて食べるのだが、これが衝撃のウマさ! 鰹節の旨味が利いた濃厚なタレが、豆腐や野菜などの具材に絶妙にマッチ。ハンパなく米が欲しくなる。
この米が食べたくなる……というのが、実はポイント。プロレスラーは体を大きく作る必要があるので、道場では湯どうふに限らず、どんな料理も白飯に合う味付けにするのだとか。
筆者も取材中の身であることを忘れて、ご飯おかわりしてしまったぞ! 夢中で食ってたから写真撮り忘れたけどな!!
・ただのハムエッグじゃない!
ファンなら見逃せないメニューを、もう1品ご紹介しよう。「カールゴッチの “自家製ハム” & エッグ(580円)」である。カール・ゴッチ氏といえば「プロレスの神様」として知られる人物だが、どんな料理なのだろうか?
出てきたのは、一見すると普通のハムエッグ。しかしハムを一口食べてみると……。
お、俺の知ってるハムじゃねえぇぇぇ! メニュー名にもある通り、なんとハムは自家製なのだ。市販のハムとは比べ物にならないほどジューシーで、肉々しさがたまらない。
そしてカール・ゴッチたる所以は、ハムではなく卵にある。卵の黄身に関するエピソードがあるのだが……おっと、ここでは内緒にしておこう。そういった裏話を聞くのも、元レスラーの店を訪れる楽しみのひとつ。気になる人は、お店に通って宮戸さんに聞いてみてくれ!
いかがだったろうか? 引退したプロレスラーの経営する飲食店は数多くあるが、ここまでリアルな「道場の味」を提供する店は珍しいのではないだろうか。
ちなみに店名に「ちゃんこ」とあるが、「ちゃんこ」とは元来、力士が食べる食事全般を指す言葉。それが大相撲出身の力道山によってマット界に持ち込まれ、受け継がれてきたのだ。そんな伝統ある味を、宮戸さんは守り続けている。
お店はジムの中にあるだけに、最初は少し入りづらいかもしれない。筆者も取材に行くまでは緊張していたが、実際にお会いすると宮戸さんは気さくで温かい方だった。
食べに行く価値アリアリの、リアルちゃんこ。プロレスファンなら心に刺さること間違いなしだぞ!
・今回紹介したお店の情報
店名 ちゃんこの台所
住所 東京都杉並区高円寺北2-15-1 2階(C.A.C.C.スネークピットジャパン内)
時間 18時~22時
休日 日曜
参照元:C.A.C.C.スネークピットジャパン「ちゃんこの台所」
Report:グレート室町
Photo:RocketNews24.
▼店内はシンプルな造りで、まさに「台所」といった雰囲気。それがいい!
▼貴重な写真の数々も。ダブルアームスープレックスを決めているのは、宮戸さんの師匠でもある故ビル・ロビンソン氏
▼アルコール類も充実。なんとワインソムリエの方が常駐されている!
▼現役時代の貴重なエピソードも聞くことができ、感激! 宮戸さんに会いに行こう!
グレート室町
















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