時が経つのは早いもので、ドラクエウォークが配信開始してから2カ月が経とうとしている。これまでアプリのダウンロード数は800万オーバー。そのあたりの人気ぶりは「さすがドラクエ」といったところだが、最近ちょっとなぁ……と感じるプレイヤーもいるのではないだろうか。

こういうのも、ズバリやることがなくなってきたからである。最初の1カ月は快適&楽しくプレイできていたはずなのになぜ……? 決して飽きた訳ではないのだが、暗雲立ち込めているのは気のせいではあるまい。で、個人的にその理由は大きく3つあると分析する。

・クエストが解放待ち

まず1つめの原因はクエストの滞りだろう。11月6日の時点で解放されているのは第5章の10話まで。推奨レベル50と難易度は低くないものの、すでにクリアしているプレイヤーはそこそこいるはず。現に記者はずいぶん前にコンプリートした。

もちろん、ゆるりとプレイしていてクエストを楽しむ人がいるのは分かる。しかし、ガチ勢寄りの視点からすると、どうしても物足りないのだ。今じゃ「導きのかけら」も飽和状態でずっと受け取っていないし、さらには……

サブクエストもコンプリートしてしまったから手持ち無沙汰になっている。だからこそ、期間限定のイベントが用意されているのだろうが……

・イベントでのモチベ維持が難しい

現在開催されている「試練の扉」もマンネリ気味だから、本格的にやることないと思うようになってきた。位置ゲーだからその場へ行ってプレイするのは仕方ないが、同じ敵に同じボス……これではモチベを維持するのが難しい。珍しい「こころ」を集める楽しみなどこそあるものの、もっとこう……ワクワクドキドキが欲しい!

また、「メガモンスター討伐」も同様だ。一時期、ソロ討伐が難しめの りゅうおう が出現していたが、ある程度レベルが上がっている状態でトロルやドラゴンらと戦っても面白さはない。さらにメガモンスターのこころは所持枠を圧迫するから、討伐から自然と足が遠のいてしまうのも自然な流れだろう。

唯一やりがいがあったイベントは、りゅうおうの「追憶の賢者3」くらい。正直、これは吐くかと思った。何度挑んでも返り討ちにされたし、クリアできずにイベントを終えたプレイヤーは少なくないと思われる。クリアできそうでできない……そのようなバランスをとるのは難しいだろうが、モチベを維持できるような環境が欲しいところだ。

・どうしても作業になってしまう

そしてそれらが積み重なると、どうしても “作業” になってしまうから悪循環。ドラクエと切っても切れない「レベル上げ」をやろうにもオート機能頼りで、作業感に拍車をかける。永続スキルをすべてコンプするモチベ維持もあるかもだけど、それはそれで道のりが果てしない。

ちなみに記者は、パーティ全員の職業すべてレベル20以上(1つだけレベル53)。もしかしたらヒッソリと賢者やバトルマスターといった上級職が実装……とも妄想したが、現時点では解放されていないようだしモチベがイマイチ上がらない日々を送っている。

・位置ゲーにとって冬到来

以上がやることなくなってきた理由である。ただ、同じ位置ゲーのポケモンGOも「まだやってるの?」と言われた時期があるも、今ではベホマ級に息を吹き返した。いかにプレイヤーを飽きさせずに新しいものを取り入れていくか。どのゲームでも壁に一度はぶち当たるから、ドラクエが試されるのはこれからだろう。

位置ゲーの天敵である冬まで間もなく。寒くなるにつれて外出するのが億劫(おっくう)になるなか、どう乗り越えるのか。これからもドラクエウォークをプレイしつつ、年末までに驚くようなアップデートを期待したい。

執筆:原田たかし
ScreenShot:ドラクエウォーク(iOS)

▼装備強化はデイリーミッションのためにチマチマやってる

▼こころのSがかなり増えた