超大型台風が日本列島を不安に陥れている。12日から13日にかけて関東に直撃するという台風19号「ハギビス」。その勢力は今年最強レベルで、2019年10月11日、気象庁は大雨特別警報を発令する可能性があるとの発表を行った

特別警報は、警報の規模を超えた甚大な被害が発生するおそれがあり、最大級の警戒を呼び掛ける場合に発令されるもの。そんな台風19号について警視庁も注意喚起を行っているためお伝えしたい。「左側より右側の方が被害が大きくなるおそれがある」と

・警視庁警備部災害対策課が注意

この注意喚起を投稿しているのは、警視庁警備部災害対策課のTwitterアカウント(@MPD_bousai)だ。災害時に役立つ知識などを投稿しているこのアカウント。台風についても以下のような投稿を行っている。

「台風は進行方向の右側の風が強いという特徴があります。これは台風自身の風に台風を押す風が加わるためで「危険半円」と言われています。反対に左側は台風自身の風と台風を押す風が衝突し、風が弱まり「可航半円」と呼ばれます。左側より右側の方が被害が大きくなるおそれがあるので注意して下さい」

──ただでさえ、最強レベルの台風と言われているので、危険半円は地獄になりかねない。予報で台風の右側が通過する地域の方は特にご注意を。

・油断は命取り

とは言え、各鉄道会社の計画運休はおろか、大雨特別警報の可能性も発表されているハギビス。左側だからと言って決して油断してはいけない。今回の台風はその油断が命取りになるかもしれない規模なのだから。

各地の気象台の発表する最新情報のチェックを怠らず、もし避難勧告が出たら、くれぐれも早めの避難と安全確保に努めよう。

参照元:Twitter @MPD_bousai気象庁
執筆:中澤星児

▼くれぐれも対策を忘れずに