看板の設置場所をおそろしくミスったレストランがある──そんな情報を入手した記者は、九州の玄関口・福岡県北九州市の門司港に直行した。たしかに看板は、デザインはもちろん設置場所も超重要。より多くの人の目に触れるよう工夫をする必要があるだろう。

とはいえ、「ミスっている」なんて素人が簡単に言うべきではない。レストランとしても入念かつ緻密に戦略を練ったうえで看板を設置したハズだ。そんなことを思いながら、実際に現地で看板を確認してみたところ……やはり、かなり激しくミスっていたので報告しておきたい。

・門司港駅からスグ

問題のレストランは、JR九州の門司港駅を出てスグの場所にあった。店名は「陽のあたる場所」で、駅前広場からも店舗入口のテント屋根がバッチリと確認できる。正面から見る分にはまったく問題ナシ……なのだが、ビルの裏側に設置された看板がヤバいらしい。

ということで、レストランの入ったビルの裏側を確認してみると……はいはい、看板を発見しました。あれが設置場所をミスった看板かぁ。なるほどなるほど。

…………

ウソだろおいいいいいいいいいいい!


1ミリも見えねぇぞ。ビル屋上に設置されていたのは、控えめなサイズの電光掲示板。マジで誰が見るんだよ。看板の設置場所は「どこに取り付けるのか」ではなく「どこに向けてPRするのか」が大事だという。もしかしたら、神に向けて……なのかも。あまりにも天空過ぎる。

・展望レストラン

落ち着こう。看板を眺めるだけではもったいない。気を取り直して、ビル7階にあるレストランへ行ってみることにした。

「陽のあたる場所」は、門司港レトロ、関門海峡、対岸の下関まで、270度の眺望を楽しめるレストランだ。窓側席からの景色は文句ナシで最高である。もう看板のことは忘れよう。

注文したのは名物の「鉄板焼きカレードリア(1080円)」。地元で開催された「焼きカレーフェスタ」でグランプリを獲得したメニューで、使用しているデミグラスソースは15年以上継ぎ足しているらしい。本格的なビジュアルが食欲をそそる。はぁ~看板のことも忘れられそう。

お、熱々チーズが香ばしい。濃厚な大人の味わいである……ってか、看板は屋上に設置してあるから、ここ(レストラン)よりさらに上なのか。そして、向いているのは海岸沿いの道路。これまで何度か門司港エリアに来たことはあったが、まさかあんな場所に設置されていたなんて。気がつかなかったなぁ。


いや、いかんいかん。また看板のことを考えてしまった。クソッ、忘れようと思えば思うほど、頭の中に電光掲示板が登場する。気づいた時には、もうほぼ完食。お皿のふちについたカリカリ部分を美味しくいただきながら、結局、最後の一口まで看板のことを考えていた。一体ナゼ、あの場所に……。

・もともとは旗が立っていた

どうやら、もともとは同じ場所に旗が立っていたそうだが、さらなる宣伝効果を狙って電光掲示板を設置したらしい。設置直後は絶句したと思うが、今となっては宣伝効果ありまくりだ。門司港に来る機会があれば、ぜひ看板もチェックしてみてくれ。マジで何も見えねえけどな

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 陽のあたる場所
住所 福岡県北九州市門司区西海岸1-4-3 日産船舶ビル7階
時間 11:00~14:00 / 17:00~22:00(月~金)11:00~22:00(土日祝)
休日 火曜日

Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

▼焼きカレーは門司港名物

▼美味しかったです

▼看板の位置が高過ぎてビビる

▼今まで気がつきませんでした