2019年8月3日、私は東京都墨田区の錦糸町にいた。ポケモンGOのトレーナーなら察しがつくだろうが、コミュニティ・デイを聖地でプレイするためである。この日は猛烈に暑かったが、大量発生するのは人気ポケモンのラルトスとあって間違いなくヤバいことになる!
そう予感していたものの、事前に「通信障害が予想される」と公式からアナウンスされていたためか、想像よりもトレーナーの数は少なかった。しかし、あることをキッカケに警察が出動する事態に発展したのだった……!!
・開始時刻前から賑わうも人影はそこまで
この日は絶対に錦糸町。コミュニティ・デイの随分と前からそのように決めていた私は、開始時刻である16時の10分前に現地へ着いた。アプリを起動させてみると、すでにルアーモジュールは全開でいきなりポケモンたちの爆湧きが始まった。おやおや、穏やかじゃないねぇ?
これは「混雑を避けてプレイするのをオススメします」とアナウンスされているとはいえ、恐ろしいまでのトレーナーが集結しているに違いない。そう思いきや、駅の外に出てみると……あれっ?
思いのほかそうでもない。この日は気温が35度くらいに達していたからか、日陰にこそトレーナーらしき姿はあるが拍子抜けな光景が広がっていた。まぁ、とりあえずプレイしてみよう。
・聖地の名に偽りなし
いざコミュニティ・デイが始まると、ジャンジャカ湧きまくるラルトス。聖地と言われるだけあって、ポケモンの出現は超優秀で紛れもなく鉄火場だ!
なにせジムとポケストップが、おしくらまんじゅう状態で密集しているのである。私がプレイした場所は、少なくともジム2つにポケストップ7つ。合計9つの連鎖が続くだけに、その場にいても永遠にポケモンが出現する。
これは都内有数の聖地として有名な新宿西口の「ポケモン広場」にだって負けていない。当然ながらラルトスを捕まえまくって……
無事に色違いを4匹ゲット! 90分プレイし、捕まえたポケモンは全部で145匹だった。ラルトスは90匹に遭遇して、逃げられたのは1匹だけ。しかし、ここで問題が起きてしまう。冒頭で書いたように警察の出動だ。引き金となったのは……
当時、色違い実装直後のレックウザ……!!
黒いタマゴが割れる時間に近づくにつれて、どこからともなくトレーナーたちが集まってきた。時刻は17時半、ちょうど日陰も増えてきた時間帯というのもトレーナーの集いに拍車を掛ける。そして……
うわっ……
うわああぁぁ……!!!!
もはや超有名芸能人が来ているんじゃないかレベルの混雑ぶりである。身動きをとるのも辛くなってきたところで、ついに……
警察「他に通行される方の迷惑になってるので長時間立ち止まるのはやめましょう」
まさかレックウザの出現で、警察が出動することになるなんて……。その後、私は電車に乗って帰宅し家の近所でプレイしたが、錦糸町が聖地と言われる理由を実感した90分間だった。
・周囲への配慮を
他のスポットでも言えることだが、ポケモンが爆湧きする場にとどまりたい気持ちは分かる。よ〜く分かるが、やはり周りの迷惑にならないことが第一。今回、警察が出動したのを目の当たりにして改めてそう実感した。
錦糸町駅の近くには錦糸公園もあるし、電車に乗れば秋葉原も近い。その場にとどまらず移動しても、十分な成果は挙げられると思われる。最後になるが、今月9月15日(11時〜14時)のコミュニティ・デイで大量発生するのはナエトル。プレイする際、周囲に配慮していただけたら幸いだ。
参考リンク:ポケモンGO公式サイト
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:ポケモンGO (iOS)