もしも人生でもっとも印象に残った映画を尋ねられたら、私(佐藤)は『マトリックス』を挙げるだろう。それくらい好きで何度も作品を見直した。そのマトリックスの4作目の制作が決定したと報じられている。しかも、ネオ役のキアヌ・リーブスが出演するというじゃないか! マジかよッ!! 楽しみすぎる、早く見たい! 今すぐ見たいッ!
もはや待ちきれない。ということで、iPhone5台を並べて、マトリックスを象徴する「バレットタイム」という撮影方法に挑んでみたぞ!
・アプリでシャッター同期
バレットタイムとは、マトリックスの1作目でネオが銃弾を避けるシーンで使われた撮影方法のひとつだ。複数台のカメラを用いて、アングルを動かしながら一度に撮影する手法のことを指す。
iPhoneでこれに挑戦するに当たって、使用したのは「SV Cam」というアプリだ。
これはiOS端末のシャッターを同期させるというもの。アプリをインストールして、共通のキーワードを入力するだけで、シャッターの同期が可能だ。1台の端末の撮影ボタンを押せば、他の端末のシャッターも同時に押すことができる。
ただし、撮影はビデオのみなので注意して欲しい。
実際に2台の端末(iPhoneSEと7 Plus)にアプリをインストールして、同期してみた。SEのシャッターを押すと……。
2台とも撮影スタート。再度シャッターを押すと、2台とも撮影終了。
・いざ、バレットタイム!
当編集部GO羽鳥の協力を得て、都合5台のiPhoneを準備。すべてにアプリを入れてシャッターを同期させている。
端末によって画角が違ったり、カメラ性能によって写り方が違うが、細かく設定するだけの知識がない! とにかくやってみようということで、回転まわし蹴り「旋風脚」を撮影してみた。
撮影した動画をまとめて、羽鳥がiMovieで編集してくれた。蹴りのピークと思われるところで、アングルを素早くカットを切り替える編集を行っている。
実際に映像を見てみると……。
おお! それっぽい。画質のムラが気になるものの、マトリックスっぽくなってる! 端末の台数を増やしたり、画角をもう少し細かく調整すると、さらにそれっぽくなりそうだ。
iOS端末が複数台、できれば4~5台あるとチャレンジできるので、マトリックス4の公開まで待てない人は試してみてくれよなッ!!