薄々感じている人もいるかと思うが、“空前のタピオカブーム” の終焉が近いかもしれない。具体的な根拠がある訳ではないのだが、「東京タピオカランド」の誕生がブームの行き切った印象を与えている気がする。

そんな流行末期のなか、あの富士そばが衝撃的メニューの販売を開始した。それは「タピオカ漬け丼」である! 何となく想像はつく。タピオカをイクラに見立てた丼ぶりだとは思うのだが、果たしてウマいのか? 実際に食ってみたところ……。

・アリだった!

結論から言うとアリだった! 信じられないとは思う。私(佐藤)も食べたばかりだが、いまだに信じられない。イメージした食感と全然違って、結構食える。販売していたのは、東京・新宿5丁目の三光町店だ。店舗・数量限定で販売しているという噂を聞きつけて、お店に来てみた。


このお店は、当編集部と近いこともあって、日常的に店の前を通るのだが。そんなメニューあったっけな?


メニューをよく見てみると……



……あった! 「数量限定 ミニいくら風タピオカ漬け丼セット 560円」……


「いくら風」という言葉を初めて目にしたかも。「いくら」と謳ったところで、タピオカはタピオカだろ。


・見た目は完全にイクラ丼

とにかく食わないことには、どう評価することもできない。ということで持ち帰りで購入。実物を見てみると、これが思った以上にイクラ感を出している。


何の説明もなく、ただこれが置いてあったら、ひと目でタピオカとは判断できないだろう。う~ん……、見事なイクラ感。


とはいえ、やっぱりタピオカはタピオカ。私は以前、タピオカで軍艦巻きを作ってみたことがあるが、あのモチモチとした食感とご飯が絶望的に合わなかった。これもまた、食感が合わない気がしてならない。


正直なところ、味には期待できないのだが、実際はどうか? 一口食べてみると……。


ウソ! 合うやんッ! 信じられないけど、これ結構ご飯と合ってるやん。マジかよ!?


タピオカというとあのモチモチとした食感が魅力なのだが、富士そばのものはモチモチ控えめ。ご飯に合うように固さを調整したのか、柔らかくあっさりとした口どけ。醤油の味がしっかりと浸みこんでいて、これがご飯に良く合っている。

デザートの向きが強いタピオカが、完全におかずと化しているじゃないか。これなら、軍艦巻きにしても美味しそうだ。ということは、いずれ回転寿司でタピオカ軍艦巻きがまわる日も近いかも。いくぶん落ち着いた感があるタピオカブームが、この丼をきっかけに再燃となるか!?

参照元:Facebook 富士そば
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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