胃がんや胃炎の原因と言われているピロリ菌。確率的に考えれば、大体の人が一度の除菌(一次除菌)でOKなはずなのに、私は「何度も失敗した挙げ句に内視鏡検査を受ける羽目になった話」を過去の記事でお伝えした。
その検査結果を受けて、私は先日 医師から四次除菌の薬を処方してもらったばかり。ちょっと前に服用が終わったところで、まだ4回目の除菌が成功したかどうかは分からないのだが……四次除菌の「治療費」を見て驚くことがあったので報告したい。
まず触れておきたいのだが、ピロリ菌除菌の保険ルール。以前の記事で、「一次除菌と二次除菌までしか保険適応にならないので、三次除菌セットは保険が効かない」と記載したのを覚えておられるだろうか?
覚えている人は少ないかと思うが、さすがに私は覚えていた。なぜなら、三次除菌の薬代で1万円近くかかってしまったのだから。忘れたくても、忘れられない。
そして今回の四次除菌。私の気がかりの1つは薬代(治療費)であった。前回で1万円だから、今回はそれ以上でも不思議ではない。なぜなら、四次除菌の治療は大学病院で受けているのだから。下手したら2〜3万かかるってことも……ありえる! そう覚悟していたら……
合計が……!
250円!
前回に比べたら……
超絶激安!!
なぜなのか、説明しよう。簡単に言うと、私の胃にいるピロリ菌がタフすぎて、いわば研究対象になってしまったのである。
なので、明細書にある「投薬」の欄を見ると……
「研究費払薬」と記載されている。これのおかげで、前回とは比較にならないほど安くなったというワケだ。有り難いというか、悲しいというか……。安く済んだにもかかわらず、こんなに複雑な気持ちになったことはない。
・お礼
ちなみに、ピロリ菌の除菌の記事を公開した際、応援の声のほか、医療関係者と思われる読者の方から大変貴重なアドバイスをいただきました。この場を借りて、お礼を申し上げます。また、いただいた情報は主治医とも共有しております。本当にありがとうございました。
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼悲劇はここから始まった。健康診断で内視鏡検査を受けたら……
▼胃の中にピロリ菌がいると判明。そこで、除菌成功確率92.6%と言われる薬のセット(一次除菌セット)を飲んだものの失敗! その後……
▼補講授業的に行われた二次除菌(成功確率98%)にも失敗し、三次除菌へ。結果は……
▼失敗!
▼その後、大学病院へ行った話&今までの流れはこちらをどうぞ