珪藻土(けいそうど)はスゴイ。水を垂らすと瞬時に消える。トクトクと注いでも、やっぱり消える。裏返しても染み込んでいる様子は一切ない。一体どこに消えたのか? その答えは「宇宙」であると以前に説いた。
その逆方向でスゴイと思うのは除湿機だ。なにせ今の季節、まるまる1日つけっぱなしにしていたら、いつのまにやら水が満タン。一体全体どこから水をかき集めたのか。その答えは「神秘」であると私は思う。
インドの聖人サイババが、なにもないところを掌でつかんで、まるで手品のように聖灰「ビブーティ」をサラサラと出す光景をテレビで見たことがあるが、除湿機の水もまたビブーティ(聖水)であると私は思うのだ。
宇宙と神秘。
その2つを組み合わせたら……もしかして水がたまらないのではないか? 除湿機の神秘パワーでかき集めた聖水も、宇宙に流れる珪藻土のパワーによって消滅する。プラスマイナスゼロ(無)! いちいち水を捨てなくてヨシ! ヨシッ!!
そうと決まればさっそく実験だ。
除湿機の中に珪藻土を入れて……
カメラと時計をセットして電源ON!
そして数時間後……
ドキドキしながら除湿機をチェックしてみると……
沈んでたああああああああああっ!
宇宙、神秘に及ばず……ッ!!
ということで、実験の結果は、除湿機の中に珪藻土を入れても「水はたまる」だったが、新たな発見もあった。珪藻土を入れていない状態での除湿っぷりと比較してみると……
なんと……
水がたまるスピードが明らかに遅い! パッと見、70%くらいは遅いのでは? つまり、除湿機の水ボックスの中で、宇宙パワーの珪藻土は、たまりゆく水と必死に戦っていたのである……!! け、珪藻土ォ……ッ!(涙)
しかし、よくよく考えてみると、今の季節は除湿機のほうが圧倒的に有利だったかもしれない。珪藻土陣営からクレームが入っても不思議ではないコンディションだ。もしも乾燥した冬場に再戦させたら、夢の「プラスマイナスゼロ(無)」が実現できるかも? ブラックホールになっちゃうかも!
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.