【実録】Twitter民が「ポケモンGOの記事」にイチャモンをつけてきた / 徹底的に戦ってわかった「クレーマー5つの特徴」(2ページ目)
・ヤツからの返信
「Twitter社に通報します」のメッセージを投げかけてから数分。私は記事化することを念頭に、以下のメッセージを追加で送信した。
「アカウントは晒さないと申し上げましたが、該当のツイートをネット民が勝手に探し出す可能性については、こちらではコントロールしかねます」
一言でいえば “優しさ” だ。記事を読んでおもしろおかしく “ヤツ” を探し出すネット民がいないとも限らない。私はブチギレていたものの、彼が袋叩きにされるのを見たいわけでなく、彼のコメントの意図が知りたく勘違いだったのであれば謝罪が欲しかっただけである。
すると数分後……ヤツから初めての返信があった。
「ご連絡ありがとうございます。まずはイチャモンを捉えられるようなツイートでお気を悪くさせてしまい申し訳ありません。まずはツイートを削除しまして “私のくだらない勘違いだった” “表現が不適切だった” ツイートさせていただきます」
素直に謝ってきた。本来ならコレで終わりでいいし、記事にするほどのことでもない。だが私の怒りは鎮まらなかった……どころか、激しさを増した。なぜなら、以下のような続きがあったからである。
「ただ1点、私もキラポケモン集めてしているので確認させてください。ポケモンGOにおけるキラ化は、相手からトレードでもらい確率でキラになることはご存じの通りかと思います。
そのため “持っていないからボックスに残している” という表現は仕様と合っていないかと思うのですが、そこはいかがお考えでしょうか?」
こういうヤツ、本当に嫌い。素直に謝れば済むのに「自分は間違っていない」と無理矢理にでも思い込もうとするヤツ。そのためならば揚げ足取りだって大正義なのだろう。ネットクレーマーの特徴その1は「素直に謝ったと見せかけて自分を押し通そうとする」だ。
・動機がわからない
すかさず私は、過去記事を張り付けたうえで以下のように返信をした。
「そういうとこともキライです。我々はこういう記事を幾度となく公開しています」
ちなみに過去記事とはキラポケモンに関する記事で、私と同僚の原田たかしがお互いに交換し全キラを目指す、といったもの。彼が拠り所にしている “持っていないからボックスに残している” は、原田のためにとってあるのだ。すると彼からすかさず返信が来た。
「はい、よく存じています! 以前、すごいとリツイートさせていただきましたので!」
知ってるんじゃん。知っているなら、なぜ意味不明な揚げ足取りを……? 私は彼の動機がイマイチわからず、バババッと以下のようにメッセージを放った。
「ではなぜ複垢だと思われたんですか? 普通の人が知らないなら構いません。ただ、イチャモンをつける人がなぜ調べないのかわかりません。我々のような顔も名前も晒している人間が、複垢なんていうコテコテの違反を犯すメリットはどこにあるんでしょう? しかも記事に書きます?」
「軽い気持ちだったのはわかります。中傷の意図もなかったのでしょう。それでも本当にイラっとしました。しかも素直に謝ればいいのに最後の悪あがきも意味がわかりません」
・謎の粘り
ここでネットクレーマーの特徴2を「イチャモンつけてくるクセに大して下調べはしない」を挙げたい。本当に、初めて当サイトをご覧になっていただいた人ならば百歩譲ってわかる。だがその場合も相手に通知が行く状態で発射する以上、最低限の下調べはするべきではなかろうか?
でなければ、今回のように瞬殺されるのがオチであり、ただ自分のバカさ世界に発信しているのと同じだからだ。しかも彼は我々の記事をよく読んでくれているという。私としては不愉快だったが、読者は読者というだけでありがたい。私は抜いた刀を収めることにした。
「プロフィールを拝見したらとてもポケモンGOがお好きなようで。それに免じてこちらからはもう何も申し上げません。謝罪のツイートもしていただかなくて結構です」
一瞬はイラっとしてしまったものの、我ながら大人の対応だ。さあ、くだらない時間を取られてしまったが、娘とどこかに出かけようか? そんなことを思ったのも束の間、彼からは以下のような返信が……。
「さきほど書かせていただいた通り、自分の図鑑上でキラ化していないポケモンだからボックスに残しているはキラ狙いの理由にはならないと感じました」
しつけぇぇぇぇえええええええええ! ネットクレーマーの特徴その3は「うんざりするほどしつこい」だ。彼をボコる前に私からリングを降りてやろうとしているのに、この発言。片足はロープの外に出していたのだが、私はすぐさまリングに舞い戻った。
「そこだけでちゃんと確認もせずに世界に発信するんですか? 私と原田がお互いに交換していることは記事に書いていますよね。我々に複垢なんじゃないか、なんて言ってきた人はあなたが初めてです」
「SNSは人を幸せにも不幸にもするツールです。故意ではないにせよ、運用には注意された方がいいですよ」
・まさかの展開
それにしても……約1カ月ぶりに振り返っても、我ながらジェントルだ。というか、もうイイ。うんざりだ。疲れてしまった。彼も「アドバイスありがとうございます! 気を付けます!」と言っているから、これにて終了……かと思いきや、ヤツは今までにはない角度から爆弾を投下してきたのだ。
「ちなみにメッセージをいただいてるのはサンジュンさんですか? ロケットニュースさんのアカウント(ポケモンGOアカウント)で、晒すとか通報とかいった表現をされてしまうと、メディアとしてロケットニュース編集部の力で迫られているように感じました」
えええええええええええええええ!
ここに来ていきなり「被害者ヅラ」をかましやがった──。それまでのやり取りならば記事にするバリューはない。だが、想定外の「被害者ヅラ」から自体は急変した。この後、彼が繰り出した被害者ヅラをさらに上回る言動とは? 続きは最終ページへ急げ!
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:ポケモンGO (iOS)