私(hirazi)は32歳。同世代の男性であれば、半数以上が小学生で白ブリーフから卒業していると思う。白ブリーフからトランクス、そしてトランクスからボクサーパンツへという流れが王道であろう。
洗脳されたかの如く、ずっとボクサーパンツを履いてきた私。しかし、冷静に考えてみると、最も機能性が高いパンツは白ブリーフではないか? という疑念が芽生えた。そこで実際に白ブリーフを履いて考察してみることに。
・白ブリーフの定義と予選落ちのトランクス
本題に入る前に大前提をお伝えしたい。独断と偏見の塊と思われるかもしれないが、それも承知の上だ。
まず1点目、ボクサーパンツはボクサーブリーフと言う呼ばれ方もするが、ブリーフはあくまでも、白くてビキニ寄りの形をしたパンツのことである。
白くなかったらブリーフではない。そして、ビキニ寄りの形じゃなかったらブリーフではない。つまり、ボクサーブリーフはブリーフであってブリーフではない。それが私の勝手な見解である。
2点目はトランクスについて。このパンツは、残念ながら予選落ちである。なぜなら、私が細身のズボンを履くことが多いため、ダボつくのだ……実用性においては致命的と言えよう。これにより、ボクサーパンツと白ブリーフの一騎打ちとする。
・白ブリーフとの再会そして合体
前置きが長くなってしまったが、本題に入ろう。今回、私が購入したのは『グンゼ』の白ブリーフ。消臭機能も持ち合わせた優れものだ。
さっそく開封していく。パッケージから取り出した瞬間、懐かしい思い出が脳内を駆け巡り、懐かしい学び舎に思いを馳せる……もう1度あの頃に戻りたい。
思い描いていたイメージよりも股上が長かったが、そんなことはどうでも良い。これが正真正銘の白ブリーフということに変わりはない。さて、運命のフィッティングだ。20年以上ぶりに白ブリーフを履いてみたところ……
フィット具合はボクサーパンツと完全に同じである。正直に言うと、そんなことは分かりきっていた。
だがしかし! ボクサーパンツと白ブリーフの形を比べてみると、白ブリーフはビキニに近い。つまり体感としては変わらないものの、肌の露出が多い分、わずかながらも蒸れにくいはず。
さらに!! パンツの面積が少ないということは、細身のズボンを履いた時に、よりフィットするということだ。ここまでは完全に白ブリーフに軍配が上がっている。さすが白ブリーフ。
・白という色によるメリット
次は色によるメリットをお伝えしたい。白ブリーフは白であることが、唯一無二の存在意義でもある。
これをデメリットと勘違いされる人も多いが、明らかにメリットだ。それは何故か? 大便を漏らしたかもしれない……そんな時すぐに発見することができるからである。
匂いは繊維を越えて漂ってくるだろう。一刻も早く漏らしたという事実を認識し、匂いの元を取り去らなくてはならない。早急なる処置により、大事故を防ぐことができるのだ。
「白いボクサーパンツを履けば良いじゃん」という声も聞こえてきそうだが、一喝したい。白という色を選択する時点で、前述したフィット感で軍配が上がる白ブリーフを選択すれば良い話なのだ。またしても白ブリーフの勝利。
・白ブリーフ唯一の欠点
白ブリーフの欠点。それはたった1つ。いざという時、女性からあまり良くない印象を持たれる可能性があることだ。もしかしたら偏見かもしれないので、数名の女性に白ブリーフを履いている男性はどう思うか、実際に聞いてみたところ……
「ハッキリ言って引く」
「ボクサーパンツにしてもらいたい」
「マザコンぽい」
など厳しい声が寄せられた。分かってた……分かってたよ、そんなこと……! しかし、そんな女性たちには「それなら君もTバックを履いてくれないか?」と白ブリーフ男性陣営から要求したいと思う。
・これからも白ブリーフを履き続ける
白ブリーフとボクサーパンツについて比較してみた結果、女性ウケという点を除いては白ブリーフの圧勝になった。そして、お察しかもしれないが、私もいつの間にか白ブリーフガチ勢になっていた。ギャグのように思われるかもしれないが、この記事で書いた内容は真剣に導き出したベストアンサーである。
この記事を読んで、白ブリーフありかも? と思った男性がいたら1度試してみて欲しい。そして、肌身をもって魅力を感じてもらえたら幸いだ。もちろん、私も白ブリーフを履き続けるだろう……デートのとき以外は。
参照リンク:GUNZE
Report:hirazi(ひらじ)
Photo:RocketNews24.
▼作品名『白ブリーフと私物』