モバイルバッテリーなどスマホ周辺機器でお馴染みのブランド「Anker(アンカー)」。米Google出身の若者達によって2011年に創設された同社の商品は、日本のみならず世界各国でもベストセラーとなっている。
そんな「Anker」がこの度、同グループ史上最軽量となるBluetoothスピーカーを発売した。いったいどれほど軽いのか? そして音のクオリティーはどうなのか? 実際に購入して使ってみたので感想をお伝えしたい。
・Ankerグループ史上最軽量『Soundcore Ace A0』
購入したBluetoothスピーカーの名前は『Soundcore Ace A0』だ。2019年5月17日発売の商品で通常価格は税込2000円となっている。ちなみに以前レビューした人気の超小型スピーカー『EWA Audio A106』が1999円なのでほぼ同価格だ(2019年6月29日時点)。
箱を開けてスピーカーを手に取ってみると……
小さいうえにメチャメチャ軽い!! Ankerによると重量はたったの62グラム。おにぎりはおろか、ちょっとしたお菓子よりも軽いではないか。しかし、これでちゃんとした音が出るのだろうか? 疑いながらも底面の電源スイッチをプッシュしてiPhoneと接続。曲を再生してみると……
おっ、全然イケる!
低域の迫力は控えめで高域の表現力もそこそこだが、全体のバランスはいたって良好だ。音楽を聴き流す用途にならバッチリ使える中域寄りのサウンドである。さらに音量を上げてみたところ、これがビックリ。思いのほか大音量で鳴らすことができた。
・他の超小型スピーカーと聴き比べてみた
続いて『EWA Audio A106』と聴き比べてみたところ『Soundcore Ace A0』の方がパワフルさには欠けるものの、過剰に鳴る音域が無くナチュラルでこれはこれで聴きやすい。ちなみに『EWA Audio A106』の重量は175グラムなので『Soundcore Ace A0』の約3倍だ。
『Soundcore Ace A0』は小型軽量ながら実用的なサウンドを奏でるBluetoothスピーカーだった。なお、外部入力やボリューム調整ボタンは無いが、特に不便は感じなかったゾ。連続再生時間が4時間と短めで非防水なのは惜しいところだが、携帯性にこだわる方には有力候補のひとつとなるに違いない。
参考リンク:Amazon「Soundcore Ace A0」
Report:スピーカー評論家・K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.
▼スピーカー本体のほかにリストストラップとMicro USBケーブルが付属する