結論から言おう。タピオカミルクティでご飯を炊いたら、驚くほど相性が良くてビックリした。「お茶漬け」が料理として成立するくらいなので、“ティ” と “ご飯” が合わないはずはない。
問題はタピオカがどうなるか? だ。実際に検証してみたところ興味深い発見があったのでお伝えしよう。
・つくり方
つくり方は説明するのが、バカバカしくなるほど簡単だ。まずは材料をお伝えすると……。
材料
米 適量
タピオカミルクティ 適量
以上である。正直に申し上げると、私(佐藤)は準備の段階でどのくらいのミルクティが必要なのか、まったく見当がつかなかった。結果として米1合に対して、タピオカミルクティ1杯はちょっと多いくらいだった。ミルクティの入れすぎには注意したい。
さっそく作っていきたいと思う。洗った米を内釜に入れて、炊飯器にセットする。その上からタピオカミルクティを適量注ぐ。
カップの底に沈んでいるタピオカをスプーンですくって放り込み、準備完了。
フタを閉じて炊飯スタート!
早炊きで30分。スマホゲームでもしながら炊きあがるのを待つ……。
15分経過……。ほんのりと甘い香りが漂う。この匂いはたしかにミルクティのものだ。
さらに15分経過…………。ゲームに夢中になっている間に、早炊きの30分は過ぎ去っていた。
フタを開ける前に、一抹の不安がよぎった。もしかして、タピオカが釜に張りついていたりしないか? タピオカが焦げ付いている可能性もゼロではないはず。幸い、焦げ臭さは感じなのだが、もしかして……。もしかして! フタを開けてみると……。
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おおおおおおおッ!
焦げ付いていない! むしろタピオカたちはどういう訳か、真ん中に集合しているじゃないか。肩を寄せ合っているみたいで、なんかいじらしい。これインスタ映えするだろ! この画だけで女子高生の間で流行りそうな予感!
茶碗に盛ってみると、なんともウマそうにふっくらと炊きあがったタピオカ。正直私はタピオカがあまり得意ではないのだが、この炊き立てのタピオカはウマそうに見えるぞ。
黒いタピオカは「ブラックパール」ともいうそうなのだが、この輝きは間違いなくソレである。ミルクティのなかで沈殿している時よりも、炊き立てのタピオカを茶碗に盛った方がよっぽど光り輝いているじゃないか。やっぱり私の考えは間違っていなかったんだ。タピオカと炊飯器の相性はバツグンだッ!!
・いざ実食
お味はいかがかな? ご飯の色合いからして相当甘そうに見える。一般的なタピオカミルクティは、結構甘いはずだ。今回選んだものも、そのまま飲むとかなり甘かったのだが、はたして?
う~ん、見た目ほど甘くない。米の味に負けていて、ミルクティの味が全然しないな~。米と合わない訳ではない。むしろ良く合っている。合いすぎていて、米とミルクティの味の境目がまったく感じられないほど、よく馴染んでしまっている。
ちょっとだけガッカリしたが1つ大きな発見があった。それはこのタピオカミルクティ炊き込みご飯を食べながら、タピオカミルクティを飲むとちょうどイイ!
きっとこれからは「タピる」の概念が変わるかも!? 炊き込みご飯とミルクティの組み合わせが、これからのタピオカ業界をけん引していくのかもな。2019年下半期、そしてオリンピックイヤーの2020年も、まだまだタピオカ人気は続くのかな。
そういえば、そんなにタピオカ好きじゃなかったけど、最近気が付けばタピオカを口にしていることが多いな。もしかして、好きになっちゃったのかな。「嫌よ嫌よも好きのうち」なんていうから、自分で気づかないうちに好きになってたのかもな。時々タピオカミルクティ自撮りをインスタに上げて「タピオカミルクティ飲むしんよ♪」なんて言ってるから、やっぱ好きかも。タピオカミルクティ……。
おじさん、これからもタピッちゃうよ! なんちゃって♪ ……おわり……。
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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