山口県萩市といえば “明治維新の発祥地” として有名だが……実は最近、日本最強クラスの「猫寺」が注目を集めているらしい。決してアクセスの良い場所とは言えないお寺に、国内はおろか海外からも、連日のように多くの参拝者がやってくるのだとか。マジかよスゲー気になる。
──ということで今回は、噂の猫寺・雲林寺に行ってきたので報告したい。実際どうだったのかというと……天国。境内にも本堂内にも猫、猫、猫ッッッ! 最終的には、記者自身も猫ちゃんに変身してしまった。おいおい、こんなヘブンがあったのかよ!
・萩市街地から車で約30分
雲林寺は、萩市東部の吉部上(きべかみ)地区にある。車であれば萩市街地から30分ほどで到着できるだろう。ナビの案内通りに進んでいくと看板を発見。無料駐車場に車をとめて、さっそく境内に足を踏み入れようとしたのだが……え、ちょっと待って。
「ネコを捨てた世はほろびる 聖書」
怖い。今にも『世にも奇妙な物語』がスタートしそうな雰囲気だ。この先いったい何が待ち受けているのだろうか。不安を抱きながら階段を慎重にのぼっていく。すると……
猫、猫、猫ォォオオオ! 山門前でさっそく巨大な「木彫り猫」と「招き猫」が出迎えてくれた。もうテンション爆上がりなんですけど。たまらねぇぇええええええ!!
・猫だらけ
しかし、言うまでもなく「雲林寺の本気」は門をくぐった先にある。境内・本堂内には600匹を超える猫がいるのだが、そのどれもが激しく可愛い。たとえば “見ニャイ・聞かニャイ・言わニャイ” の「三猫」や、ちょいリアルな「なで仏さま」なんかは必見だ。仏オーラ、ハンパじゃねぇです。
また、スマホで撮影して御守代わりにすると、金運上昇 & 仕事運がアップする……かもしれないという「招財猫」も超人気とのこと。多くの参拝者がここだけ本気モードで撮影しているから、くれぐれも邪魔をしないように。
・猫かぶり
そして! 絶対に外せないのが「猫かぶり」だ。こちら木製の「猫のお面」をかぶれば、誰だって猫に変身できちゃう優れモノ。お面がズラッと並んでいる様子は不気味 & 持つとけっこう重たいが、猫好きの方にはぜひトライしていただきたい。
記者も誰もいないタイミングを見計らって、こっそりと記念撮影……はぁぁ~感動。猫になれて幸せです。来てよかった。誰にも見られなくて良かった。
・ひまわり畑も
ちなみに、雲林寺のスグ近所には広大な「ひまわり畑」があり、毎年7月下旬から8月上旬にかけて見頃を迎えるという。秋の紅葉も美しいと評判なので、参拝ついでにふらっと周辺を散策してみてはいかがだろうか。機会があればぜひ足を運んでみてほしい!
・今回ご紹介したスポットの詳細データ
名称 雲林寺(猫寺)
住所 山口県萩市吉部上2489
時間 9:00~17:00
Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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