暑い時に辛いものを食べて汗をかくと、爽快な気分になる。そのためか、スーパーでは夏になるにつれ、辛い系の商品が目立つように陳列されることが多い。辛いものマニアにとっては嬉しいところだ。

中でも、私が最近見かけて気になったのは「激辛カップ麺」。韓国のラーメンメーカーが出している「旨激辛ラーメン」と、ボリューミーで有名な野郎ラーメンのカップ麺「激辛大爆発野郎だ。今回、どちらが辛いのかを食べ比べて検証してみた。

・激辛カップ麺比較

実は以前にも「カップヌードル激辛味噌」と「蒙古タンメン中本北極ブラック」の激辛比較の記事を書いたことがあるので、それらとも辛さを比べていこうと思う。より詳しく辛さを知りたい人は、以前の記事から読むと分かりやすいと思うぞ!

それでは「旨激辛ラーメン」と「激辛大爆発野郎」を比較していく。「旨激辛ラーメン」は一般的なカップ麺の大きさで、「激辛大爆発野郎」はそれよりも一回り大きい。さらに「旨激辛ラーメン」はパッケージに味の記載はないが、「激辛大爆発野郎」は豚骨醤油味とある。

そしてさらに大きな違いが。「旨激辛ラーメン」は付属の激辛の粉末スープを加えてから、お湯を投入する。一方「激辛大爆発野郎」はお湯を入れた後に、付属の特製調味油を加えるのだ。同じカップ麺だが作り方が異なる。

・お湯を入れて完成

開封すると、「旨激辛ラーメン」は粉末のせいなのか辛い香りがしたが、完成後はあまり香りを感じなくなった。「激辛大爆発野郎」はニンニクと豚骨の香りがとてもするが、辛そうな匂いはしない。

だが、最も重要なのは見た目ではなく味だろう。なので食べ比べた感想を伝えたいのだが、あまりにも大差がついたので結果から言わせてもらう……。


「旨激辛ラーメン」が全然辛くない。


もう一度言わせてもらうが、全然辛くなかった! どれくらい辛くないのかというと、辛いものが好きな人ならば辛さを感じないレベル。辛いものが苦手な人なら、感じるかなあというくらい。麺に辛さはほとんどない。スープを飲めば辛さに気付くが、スープも普通に喉を通ってしまう。

私は辛いものが大好きでこれまで様々な「激辛」を食べてきたが、これは「激辛」ではないと思う。この辛さは「激辛」ではなく、「ピリ辛」が正解ではないか? なぜ「激辛」と銘打ってしまったのか……。それとも私が食べ方をミスしたのか……? 真相は分からない。

とはいえ、味は醤油の風味がして、ニンニクのチップがしっかり入っていて美味しかった。


一方、「激辛大爆発野郎」は、口元がヒリヒリしてくるレベルの辛さ。食べた後に辛さの余韻が体に残る。量もあるので、後半は辛さが体に溜まり水分なしでは苦しい。普通の人ならば、この辛さを食べるのは大変だろう。

けれどスープの豚骨醤油味はすごく濃厚で、にんにくの風味もかなり効いており食欲を加速させる。また麺が太くて、食べ応えがあり美味しかった。人気ラーメン店のカップ麺とあって、クオリティの高い味だった。


・「カップヌードル激辛味噌」と「蒙古タンメン中本北極ブラック」と比較

ここで、先日食べ比べた「カップヌードル激辛味噌」と「蒙古タンメン中本北極ブラック」も併せて順位をつけると、「蒙古タンメン中本北極ブラック」>>>「カップヌードル激辛味噌」>「激辛大爆発野郎」>>>「旨激辛ラーメン」の順に辛い。

そして「蒙古タンメン中本北極ブラック」の辛さは、頭ひとつ抜けている。辛さを求めるなら「蒙古タンメン中本北極ブラック」で間違いない。また、「カップヌードル激辛味噌」と「激辛大爆発野郎」は辛さにさほど大きな開きはなかった。

味の美味しさでいうと、「蒙古タンメン中本北極ブラック」と「激辛大爆発野郎」が印象に残っている。「蒙古タンメン中本北極ブラック」は辛すぎて後半あまり味が分からなくなるが、それでも覚えている。「激辛大爆発野郎」はがっつり系だが、麺もスープも凝られていて量の割に味が飽きなかった。


というわけでまとめると、「旨激辛ラーメン」と「激辛大爆発野郎」の辛さ比較は、「旨激辛ラーメン」があまりにも激辛でなかったために、圧倒的な差で「激辛大爆発野郎」の勝ちだ。とはいえ辛いものが苦手な人は、「旨激辛ラーメン」で辛さを楽しめると思う。そうでない人ならば、「激辛大爆発野郎」をオススメする。気になった人は、スーパーで気軽に買えるので是非お試しあれ!

Report:mai
Photo:RocketNews24.