烈海王といえば、漫画『グラップラー刃牙』シリーズに登場する人気キャラクターの一人だ。中国拳法の達人で、作中でも無双の強さを誇っていただけに、宮本武蔵との戦いで命を落とすという結末はファンに衝撃を与えたものである。

だがしかし……。それを上回る超展開が、2019年6月6日発売の「週間少年チャンピオン」にて繰り広げられることになった。いや、まだ確定したわけではないのだが……何やら烈海王が復活しそうな気配なのだ……! マ、マジすか板垣先生ェェェェェェエエエ!!

・最新話にて

チャンピオンにて連載中の最新シリーズ『バキ道』は、“相撲” がそのメインテーマとなっている。野見宿禰(のみのすくね)なる超強い力士が現れ、刃牙や独歩、花山ら人気キャラたちと格闘(たたか)いそうな流れになっているのが現時点でのストーリーだ。

まあここまでは、まだ分かる。しかし、今週号第33話での愚地克巳と徳川御老公の会話。そこで、ファン驚愕必至のとんでもないワードが飛び出してしまう。ここから先はネタバレ注意である。









・ネタバレ注意

「宿禰と格闘(たたか)ってみんか?」と聞いて回る徳川に対し、ピクルに片腕を奪われた克巳はこの提案を渋る。「自分の隻腕空手はいまだ完成とは程遠い」と。しかし、その言葉を受けて徳川が言い放ったセリフは、読者の想像のはるか斜め上を行くものだった。


「ならば克巳よ……烈海王との2人掛かりではどうじゃ?


な、なんだってーーーーー!? おいジジイ、てめえは一体何を言ってるんだァァァァアアア! まさか、もうこの世にいない烈海王が蘇るとでもいうのだろうか? これにはさすがの克己も「なにが?」とポカン顔である。

・絶列なファンの声

ご想像の通り、ネットではすでに「烈海王の復活フラグが立った」と大きな話題になっているが、今の段階での情報はこのセリフのみのため、その真相はいまだ不明である。だがもし……! もし本当に復活することになったら、これは大事件だろう。

そこで、仕事を休む時は「烈海王のマネをした写真」を必ず添付するという熱烈な烈海王ファンに、復活についての率直な感想を聞いてみることにした。以下でご紹介したい。


「彼は最期の最後まで次の闘いのことを考えていた本当の武人です。復活を本人が望んでいるかなど、きっと誰にも分からないはず。ですが……それが板垣先生の意思だというなら……わたしは一向にかまわんッッ!

最後のフレーズを言いたかっただけのような気もするが、確かに作者である板垣恵介先生は、我々読者の予想を常に裏切り続けてきた。きっとこれからも驚きに満ちたストーリーを届けてくれるに違いない。烈海王の件も含め、今後の動向に注目である。

参考リンク:秋田書店
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
©︎板垣恵介(秋田書店)1992