ロールパンだ、ロールパン。一見どこにでもありそうなロールパンが、めちゃくちゃ美味かったのだ。少なくとも、私が無印良品で買ったパンの中ではダントツの1位。100円払ってお釣りが来る価格であるにもかかわらず、もっともインパクトがあったのは間違いなくロールパンであった。

──もはや言いたいことは大体言ってしまった感があるのだが、「無印でパン?」と思っている人もいるだろうから、以下で補足的に説明しよう。

・「無印良品 銀座」へ行くべし

まず前提として、無印良品にはベーカリーを併設している店舗がある。今年の4月4日にオープンした「無印良品 銀座」がそれで、取材した当編集部の佐藤によると4Fの『MUJI BOOKS』が最高らしい。

という話はいったん置いておいて、ベーカリーは「無印良品 銀座」の1Fにある。だから、店舗に入った瞬間にパンの匂いに誘われて、気がつけば行列に並んでいた……という人だって多いはずだ。

そして、その勢いのまま “大人買い” してしまう人だって多いかと思う。それほど、1Fに漂っているパンの匂いは誘引力がハンパなく、買い物の計画を狂わせる魔力を秘めている。

気をつけよう……と言ったところで無駄かもしれないが、1つだけ言うならば、パンの焼き上がり時間をチェックしておいた方がいいってことくらいだろうか。

その時間はお店の前の黒板的なところに書いてある。効率的にパンを買うならば、時間を計算して列に並ぶのがオススメだ。


・パンの種類

なお、パンの種類はお世辞にも多いとは言えないが、めちゃくちゃ少なくもない。私が訪れたときに店頭に並んでいたのは、先に述べたロールパン以外に「つぶあんパン」や「カレーパン」「練乳クリームパン」……などなど。

価格帯的には、つぶアンパンが180円(税込)、カレーパンが200円(税込)、練乳クリームパンが250円(税込)という感じ。

それらの中で、ロールパンはわずかに90円(税込)。私が買ったパンの中では最安だったので、そこまで期待していなかったのだが……結果的に90円のロールパンがもっとも衝撃的であった。


ひとくち食べると、“モチッ” の後に、ほんのりした甘さが口の中に広がる。甘いといっても砂糖の甘さではなく、素材本来の甘さだ。塩気がしっかり効いているから、そういう甘さを引き立てるのだろう。

これで90円は……マジですごい。ほかのパンも美味かったものの、コスパを考えたらロールパンがぶっちぎりではないだろうか。


・ベーカリー併設の店舗をもっと増やして!

ちなみに、次点は「練乳クリームパン」かなぁ。生クリームたっぷりで、中にラムレーズンが入っている。甘党なら、誰もが好きなパンだろう。

ほかにも、満足度は全般的に高かっただけに、ベーカリー併設の無印店舗をもっと増やしてほしいと思わずにはいられなかった。特にあのロールパンは毎日でも食べたいぞ……!

参考リンク:無印良品 銀座
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
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▼余談だが、ロールパンを「美味い、美味い」と言って食べたあとに、美味しく食べているシーンを撮影しようとしたら、めちゃくちゃワザとらしくなった……

▼もう1つ余談だが、銀座の無印良品にはホテルまである!

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