突然だが、みなさんは「担々炒飯(タンタンチャーハン)」というメニューをご存じだろうか。恥ずかしながら記者は先日初めて知った。なにせ、タンタンといえば担々麺。いつの間にかチャーハンも存在しているとは知らなかった。

ググったら炒飯だけ「土」の「坦々」がメインで出てきたのはさておき、スーパーで売っていた日清の商品は「旨辛担々炒飯」との表記だったのでそのままにしておきたい。何はともあれ購入。実際に食べてみたので感想をお伝えしよう。

・発売されたばかりの商品

春は出会いと別れの季節と言われるが、どうやらそれは冷凍食品界でも同じらしい。季節の変化に伴い、新入生が入ってきて冷凍庫に置かれるためのサバイバルが勃発。暖かくなるにつれて、店長に選ばれしラインアップが固まりつつある。

で、偶然出会ったのが先ほどの「旨辛担々炒飯」。日清のサイトによれば2019年3月1日から販売開始したらしい。どーりで最近まで見かけなかったワケだ。ちなみに価格は278円。ご飯系のメニューだったら一般的なところか。

さて、袋には「花椒(かしょう)の香りと後引く辛さ」と書いてあり、辛さ表記はMAX5のうち3でシビレも3。そこそこ辛いと勝手にイメージしてみたが、まぁ日清の「汁なし担々麺」はリピートしたくなるくらいウマかったし期待していいだろう。

・レンチンのみで出来上がるも……

調理方法はレンジのみでOK。サランラップもいらないタイプだったので、皿に盛ってレンジで加熱したら出来上がりだ。これでウマかったら最高すぎる……しかも、400gと量が多いのも何気に嬉しい。我が家の冷凍庫オーダーに若手をスタメン抜てきすることも考えないといけないなァ……と思って食べてみた。だが……!

正直なところ、かなり普通と想定外だった。というのも、何かが足りないのだ。決してマズいというワケではないが、ウマいウマいと連呼して食べるような味でもない。個人的には肉らしさ不足を感じた次第だ。

担々麺だと肉味噌と辛さのコンボが口の中に広がるが、炒飯はどうにも肉らしさが不足している。「担々炒飯ってそんなものだから!」と言われたら担々炒飯の初心者に返す言葉はないが、使用されている味付け豚ミンチにパンチ力を感じなかったのは本音だ。

汗をジワリとかくくらいの辛さ、そして卵との相性こそバッチリだったものの、リピ買いするためにはもう一歩足りず。もし担々麺との2択を迫られたら迷いなく麺の方を選ぶ。値段も239円と安いし。

とはいえ、担々炒飯は発売されたばかりの新商品なのでグレードアップしていくことだろう。今後に期待だ! タンタンッ!!

参考リンク:日清「旨辛担々炒飯」
Report:冷凍食品研究家・レンチン原田
Photo:RocketNews24.
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